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「NHK音楽祭2012」のテーマは「世界のマエストロ」。すなわち今回の主役は指揮者。ドイツの若き巨匠クリスティアン・ティーレマン、円熟の世界的名指揮者ロリン・マゼール、ロシアのカリスマ、ワレリー・ゲルギエフの3人が登場する。

2012-05-18 13:51 この記事だけ表示

巨匠ブロムシュテットが、名誉指揮者を務めるバンベルク交響楽団とともに十八番のベートーヴェンとブルックナーを披露!

2012-05-15 18:41 この記事だけ表示

 2010年9月にウィーン国立歌劇場総裁に就任したドミニク・マイヤーが来日し、今秋の同歌劇場日本公演について語った。マイヤーは、パリ・オペラ座総監督、ローザンヌ歌劇場総監督、シャンゼリゼ劇場総支配人などを歴任したアート・マネージメントのエキスパート。

■各公演のチケット申し込みはこちら
>>「サロメ」全1幕
>>「フィガロの結婚」全4幕
>>「アンナ・ボレーナ」全2幕


 ウィーン国立歌劇場では、年間約300公演を行い、内訳は、オペラが約250公演、バレエが約50公演です。そのほか、スター歌手の歌曲の夕べ、専属のアンサンブル歌手のマチネ・コンサート、オーケストラのメンバーの室内楽シリーズなども行っています。

 ウィーン国立歌劇場の日本公演は1980年以来8回目であり、我々にとっても伝統のようなものになっています。ウィーン国立歌劇場が世界の他のオペラハウスと比べて特に誇れるのは、オーケストラの素晴らしさです。オーケストラ・ピットにはウィーン・フィルが入ります(ピットでは『ウィーン国立歌劇場管弦楽団』と呼ばれますが)。

 今回の来日公演で《サロメ》を取り上げるのも、オーケストラが最も得意としている演目だからです。オーケストラは、リハーサルなしでも弾けるほど、このオペラを愛しています。もちろん音楽監督であるフランツ・ヴェルザー=メストも《サロメ》を希望しました。彼はリヒャルト・シュトラウスのスペシャリストで、今シーズンは《アラベラ》《影のない女》、来シーズンは《ナクソス島のアリアドネ》(新演出)を指揮します。サロメは、若いグン・ブリット・バークミンが務めます。ヴェルザー=メスト監督が彼女の声を聴き、是非、ということで起用しました。

 《フィガロの結婚》は、ジャン=ピエール・ポネルの伝説的演出で、ペーター・シュナイダー指揮です。伯爵夫人は、このたびオーストリア宮廷歌手の称号を受けたバルバラ・フリットリ。かつてウィーン国立歌劇場のアンサンブルにいたことがあり、今でもウィーンでよく歌ってもらっています。伯爵には、カルロス・アルバレスが戻ってきました。フィガロは、人気の高いアーヴィン・シュロット。スザンナは、ハンガリー出身のまだ27歳のアニタ・ハルティッヒです。2年間我々の歌劇場でモーツァルトの諸役を歌い、ウィーンの聴衆から愛されています。

 ドニゼッティの《アンナ・ボレーナ》は、昨シーズンの新演出で、そのときがウィーン国立歌劇場での初めての上演でした。不思議なことに、こんな傑作が今まで我々の歌劇場で掛かっていなかったのです。アンナは、エディタ・グルヴェローヴァ。彼女が日本でオペラを歌うのは最後かもしれません。3日前、ウィーン国立歌劇場で、彼女は、歌曲の夕べをひらき、スタンディング・オーベーションの大成功を収め、今でも素晴らしいことを示しました。ジョヴァンナはこの役では今最も必要とされているソニア・ガナッシ。グルヴェローヴァとガナッシの共演する《アンナ・ボレーナ》はまだウィーンでも上演されていません。ウィーンのオペラ・ファンが嫉妬することでしょう。

 そのほか、ウィーン国立歌劇場にとって大切な作品である『子どものためのオペラ魔笛』を日本でも上演します。パパゲーノは、我々の歌劇場の日本人歌手、甲斐栄次郎が務めます。

〔文/山田治生〕


公演概要

ウィーン国立歌劇場


▼「サロメ」全1幕
リヒャルト・シュトラウス作曲

10/14(日)〜10/19(金) 東京文化会館大ホール (東京都)

指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
演出:ボレスラフ・バルロク
出演(予定):グン=ブリット・バークミン/マルクス・マルカルト/ルドルフ・シャシンク/ヘルベルト・リッペルト/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/ウィーン国立歌劇場合唱団

▼「フィガロの結婚」全4幕
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲

10/20(土)〜10/28(日) 神奈川県民ホール 大ホール (神奈川県)

指揮:ペーター・シュナイダー
演出:ジャン=ピエール・ポネル
出演(予定):カルロス・アルバレス/バルバラ・フリットリ/アニタ・ハルティッヒ/アーウィン・シュロット/マルガリータ・グリシュコヴァ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/ウィーン国立歌劇場合唱団

▼「アンナ・ボレーナ」全2幕
ガエターノ・ドニゼッティ作曲

10/27(土)〜11/4(日) 東京文化会館大ホール (東京都)

指揮:エヴェリーノ・ピド
演出:エリック・ジェノヴェーゼ
出演(予定):エディタ・グルベローヴァ/ソニア・ガナッシ/ルカ・ピサローニ/シャルヴァ・ムケリア/エリザベス・クールマン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/ウィーン国立歌劇場合唱団/ウィーン国立歌劇場舞台上オーケストラ

2012-05-11 14:09 この記事だけ表示

いま何を演奏しているか−あくなき探究心で世界の音楽シーンをリードする、クレーメルの世界へ!

2012-04-27 19:42 この記事だけ表示

初心者から上級ファンまで眼からウロコ。
今さら聞けないビートルズ&ポール速習講座!

音楽評論家であり、ビートルズ大学主催の宮永正隆さんによるスペシャルコラム!
日本では約20年ぶりに上演されることになる、ポール・マッカートニー自身初のクラシック作品、『リヴァプール・オラトリオ』について、この連載コラムで知られざるトリビアを交えながら私たちにやさしく手ほどきしてくれます。
どうぞたっぷりご賞味あれ!!

2012-04-27 19:38 この記事だけ表示