第1回 「ハイドン・イヤーにすごいアイディアがある!!」ブリュッヘンは言った。オーケストラは予感した。[公演情報]
ハイドン没後 200年記念 ハイドン・イヤー最大級のプロジェクト!! 新日本フィルハーモニー交響楽団 フランス・ブリュッヘン・プロデュース  “ハイドン・プロジェクト”ロンドン・セット全曲演奏会

今回で3回目の登場となるブリュッヘンは世界中から来る出演依頼の多くを断り、特定のオーケストラとしか共演をしていません。 その中のひとつが新日本フィルハーモニー交響楽団。今回は自らのプロデュースでこれまで以上に気合が入っている。 曲は大作、ハイドン「天地創造」!! ソリストも勿論ブリュッヘンチョイス。ハイドン・イヤーのこの年、世界中見回しても なかなか無い豪華なキャスティングでまさに唯一無比のハイドン・プロジェクト。壮大なドラマをお楽しみ下さい。

CLASSIXでは今回の公演の魅力を連載形式でたっぷりお届けしていきます!



蘇る、ハイドン時代の“ルール”−フランス・ブリュッヘン談
今回皆さんはハイドンの発明である交響曲のはじまりを体験するのです。 日本のオーケストラにとって、ハイドンを演奏することは難しい、時には不可能だと言われる?(笑) そんなに特別なことがあるわけではありません。

ただ、そこには決められたルールがたくさんあるのです。(ヨーロッパでさえ)今日ではすでに忘れ去られてしまったルールが・・・。
その方法さえ会得すれば、全ては自ずと正しい方向へと向かいます。ハイドンの時代のオーケストラはほとんどリハーサルをしませんでした。

驚くことはありません、オーケストラにとっては“最新”の音楽を演奏していたのですから。 そしてハイドンはその翌日にはまた新しい交響曲を書き、そして初見で演奏されたのです。 しかし、そのルールを知らなければ上手くはいかないでしょう。 そして、今回新日本フィルは、そして皆さんは、“なぜそういうルールなのか?”をきっと理解するでしょう。

指揮者からハイドンは低く評価されがちです。「ハイドンのリハーサルは1時間、ベートーヴェンにはもっと」とか。 これは間違っています。私はもっと上質のハイドンをお聴かせします。
新日本フィルの演奏家はインテリジェンスに富んでいます。 2年前も、彼らにとってはかなり新しい試みというのがあったと思いますが、 彼らにはそれを学ぼうという姿勢がありました。彼らは冒険家ですよ、きっと上手くいくでしょう。

フランス・ブリュッヘン Frans Bruggen
1934年オランダ・アムステルダム出身。アムステルダム音楽院でケース・オッテンにフルートとリコーダーを学び、 アムステルダム大学で音楽学を学ぶ。フルートをバルヴァーサーにも師事した。
在学中から演奏家として活動し、高い評価を得て21歳の若さでハーグ王立音楽院のリコーダーと18世紀音楽の教授に迎えられている。 また海外にも招かれ、アメリカ・ハーヴァード大学、バークリーのカリフォルニア大学などでも多くの後進を育てている。

リコーダー奏者、フルート奏者、指揮者として18世紀から19世紀初期にかける作品の第一人者として世界各地で活躍を続け、 特に、ピリオド楽器でパーセルからメンデルスゾーンまでの幅広いレパートリーを専門とするスペシャリスト集団、 “18世紀オーケストラ”とは頻繁に公演を行っており、奔放な中に格調の高さと高い知性を示した演奏で人気が高い。

現在はヒルヴェルスム・ラジオ室内管弦楽団(オランダ)のチーフ・コンダクターとエイジ・オヴ・エンライトメントの 首席客演指揮者を務めている。
また、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、パリ管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団などに レギュラー出演し、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、スカラ座フィルハーモニー管弦楽団に客演している。

1973年の初来日以降日本公演は多いが、2005年の新日本フィル定期演奏会で初めて日本のオーケストラの指揮台に初めて立った。
2007年にも再共演を果たし、このハイドン・プロジェクトで6回目の共演となる。



新日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽) New Japan Philharmonic
「一緒に音楽をやろう!」1972年、指揮者・小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立。
97年より墨田区の「すみだトリフォニーホール」を活動の本拠地とし定期演奏会などのほか地域に根ざした演奏活動も活発に行っている。

2003年、音楽監督にクリスティアン・アルミンクが就任、今年6月には2011年までの再延長も決定した。
演出付コンサートオペラでは毎年高い評価と人気を誇り、06年『火刑台上のジャンヌ・ダルク』で 第3回三菱信託音楽賞奨励賞を受賞、07年の『ローエングリン』、『こうもり』でも最大級の賞賛を得た。 08年9月の『薔薇の騎士』でも高い評価を得た。ブリュッヘンとは2005年の初共演以来今回で6度目、毎回絶賛を博している。

<次回は「“Let's Do It”−ブリュッヘンと新日本フィル、その幸せな関係」 お楽しみに!!>

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2008-12-01 16:25 この記事だけ表示
 
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