第4回 『オーケストラが見た、フランス・ブリュッヘン』第1弾 “初ブリュッヘンの衝撃”[公演情報]
ハイドン没後 200年記念 ハイドン・イヤー最大級のプロジェクト!! 新日本フィルハーモニー交響楽団 フランス・ブリュッヘン・プロデュース  “ハイドン・プロジェクト”ロンドン・セット全曲演奏会

新日本フィルハーモニー交響楽団 フランス・ブリュッヘン・プロデュース “ハイドン・プロジェクト”ロンドン・セット全曲演奏会 連載、第4回目はブリュッヘンってどんな人?新日本フィルの楽団員の声をお送りします!

古楽の世界的な第一人者etc、ブリュッヘンはすごい人らしいけど、実際どんな感じなの?? そんな疑問に、新日本フィルの楽団員が答えます!ブリュッヘンの現場で同じ空気を吸い、 同じステージに立った音楽家ならではナマの声には、彼らにしか表現できない 「なるほど〜〜そうなのか〜〜」がぎっしり。 題して、『オーケストラが見た、フランス・ブリュッヘン』。 第1弾は、ソロ・コンサートマスター崔 文洙(ちぇ・むんす)です。

初めてブリュッヘンさんが振ったとき、その衝撃は、忘れられません。 あの風貌で、流れるようなどちらかというと分かりづらい棒から、 信念のある音楽が溢れ出てくるさまは、まさに衝撃でした。 僕自身はブリュッヘンさんの録音を学生時代からよく聴いていたんですが、 それでもリハーサル最初の一時間は思っていた以上に圧倒されましたね、本当に。

ブリュッヘンさんのリハーサルは、バランス、音色、アーティキュレーション、 そういうものを非っ常に!良く聴いていて、オーケストラに的確な指示を与えてくれる。 それに従っていくうちに、自然と音がまとまっていつのまにか曲の構成がくっきりと 立体的に出てくるんです。本当に不思議な体験でした。

それから余談ですが、一見怖そうなブリュッヘンさんですが実はユーモアもある方で・・・ 僕は、これは一生忘れないと思うんですが、ある日のリハーサルで、ブリュッヘンさんが トイレットペーパーを持って舞台にやってきたんです。風邪で鼻でも悪いのかな、と思ってたら、 おもむろにロールの紙を引き出してみせて、こう言いました。

「オーケストラは、このように後ろから音が出てくるように」それを説明するために、 わざわざ楽屋のトイレからトイレットペーパーを持ってきた(笑)。 オーケストラ中が和んだ瞬間でした。

今回のハイドン・プロジェクトは、ハイドンの最高傑作である「ロンドン・セット」を その世界の第一人者であるブリュッヘンさんが振る、これ以上ない選択だと思います。 ハイドンだけで聴かせる演奏会、普通ではありえませんから。 ハイドンの音楽は、音楽家の知性、教養がすべてさらけ出される、ある意味演奏する側にとってみれば 恐ろしい作品です。彼の的確な指揮のもと、新日本フィルがどこまで応えていけるか。 オーケストラにとっても非常に大きな勝負です。本当に楽しみにしています。 お客様にとっても、色んな意味で刺激的なコンサートになると思います。 是非、多くの方に聴いていただきたいですね!

「天地創造」は本当に素晴しく、美しい「名曲」です。世界中の演奏家、指揮者、合唱団、 そしてオーケストラがとりあげたがる作品です。もしかしたら、すごく有名な作品ではないのかもしれませんが、 実際初演した直後からヨーロッパ各地で、大小の合唱団、オーケストラによってとりあげられ、 おそらく1,000回以上演奏されたでしょう。この作品は本当に「名曲」なのです。 忘れられない体験となります。

(2008年7月 ハイドン・プロジェクト記者会見から)



<次回は「ハイドン、そしてロンドン・セットの時代・・・その時世界は?」 お楽しみに!!>


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2008-12-24 16:07 この記事だけ表示
 
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