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連載大特集 第1回 ハイティンク&シカゴ交響楽団 その魅力のすべて[公演情報]
いよいよ「ベルナルト・ハイティンク指揮シカゴ交響楽団」という、現代でも屈指の組み合わせによる来日公演が近づいてきましたが、
来日まで何回かに分けて、ハイティンクとシカゴ響についてご紹介して行きたいと思います。
第1回目は、公演プログラムのために行ったインタビューを断片的に引用しながらハイティンクの魅力に迫っていきたいと思います。
首席指揮者ベルナルト・ハイティンクは今年の3月で80歳。 ですから丁度70代最後の時期を日本公演で迎えることになります。 早いものですね。あの大器晩成といわれ、誠実・実直そのもののマエストロ・ハイティンクがもう80歳・・・。 まさしく大器となり、ヨーロッパの偉大な音楽家たちの系列を体現する、現代において比類ない大指揮者のひとりとなりました。

ハイティンクの初来日は1968年、首席指揮者になって数年たった頃、アムステルダム(現ロイヤル)・コンセルトヘボウ管弦楽団とのものでした。 それから1970年代にかけてこのオーケストラやロンドン・フィルとともに数回来日しているのですが、 80年代はまったくなく、90年代に入って92年に英ロイヤル・オペラ(コヴェントガーデン王立歌劇場)と、 97年にウィーン・フィルと来日しています。 そして今世紀に入りますと、2003年7月にPMFのため、8月にスーパー・ワールド・オーケストラのために立て続けに来日しましたが、 あとは2004年にドレスデン・シュターツカペレと来日したのを最後に5年の歳月が流れています。
つまりこれほど高名でファンの多い巨匠にしては、来日回数が結構少ないのです。 (ただしPMFやスーパー・ワールド・オケのような特別な機会を除いては、すべて名門中の名門との来日です) ですから今回の、特に現在首席指揮者を務めるスーパー・オケ、シカゴ交響楽団との来日は、名匠ハイティンクの現在の芸境に触れる貴重なチャンスです!
さて、マエストロはシカゴ響について
「いつでも“やろう”と思っている以上のことを成し遂げてくれる、本当に素晴らしいオーケストラです」
と語ります。
そして、シカゴ響の首席指揮者(彼の場合、運営・管理には関わらない立場にあります)以外は、ほかの現在世界の主要なビッグ・オーケストラ ― ウィーン・フィルやベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管など ― や大きな音楽祭に客演するくらいで活動を限定していることについて、
「たくさんの音楽外の仕事に多くの時間を費やさねばならないということは、単純に音楽だけに集中することを難しくします。たくさんの時間が音楽することそのものから奪われます。すでにそれはアムステルダムで経験したことです。」
と言葉少なに、しかしきっぱりと言います。 しかしシカゴ響からは、それでもぜひマエストロと継続的な仕事がしたい、というラブコールがあって今の関係が実現しているのです。
また、ヨーロッパのオーケストラと(シカゴ響のような)アメリカのトップ・オーケストラとの違いについても
「そういう先入感を与える発言は慎みたい。響きは指揮者次第。どのオーケストラにも私自身の響きをもたらそうとしています。」
と厳しい意見を持っています。
また、こうも言います。
「指揮者とオーケストラの個性で独自の響きが生まれるのはミステリー。技術の問題ではなく、10分ほど腹蔵なくコミュニケーションをとれば、自然とそうなります。」
「私も時とともに変わってきました。最初オイゲン・ヨッフムとコンセルトヘボウ管の首席指揮者を共同で務めた頃は、ヨッフムから集中力と音楽に対する偽りのない大きな愛を学びました。今の私の演奏はそれからの蓄積の結果、当時の私とは違った風に響いていると思います。」
次回はアメリカ屈指のスーパー・オーケストラ、シカゴ交響楽団に焦点をあててご紹介したいと思います。乞うご期待!
チケットお申し込みはこちらまで
2月1日(日)4時 サントリーホール
2月3日(火)7時 サントリーホール
2月4日(水)7時 サントリーホール
*ここで引用したインタビューは、公演当日に会場で販売されるプログラム(1部\1000)に全文が掲載されております。
(なお、ここではその文章とは一部表現を変えています)
第1回目は、公演プログラムのために行ったインタビューを断片的に引用しながらハイティンクの魅力に迫っていきたいと思います。
首席指揮者ベルナルト・ハイティンクは今年の3月で80歳。 ですから丁度70代最後の時期を日本公演で迎えることになります。 早いものですね。あの大器晩成といわれ、誠実・実直そのもののマエストロ・ハイティンクがもう80歳・・・。 まさしく大器となり、ヨーロッパの偉大な音楽家たちの系列を体現する、現代において比類ない大指揮者のひとりとなりました。

ハイティンクの初来日は1968年、首席指揮者になって数年たった頃、アムステルダム(現ロイヤル)・コンセルトヘボウ管弦楽団とのものでした。 それから1970年代にかけてこのオーケストラやロンドン・フィルとともに数回来日しているのですが、 80年代はまったくなく、90年代に入って92年に英ロイヤル・オペラ(コヴェントガーデン王立歌劇場)と、 97年にウィーン・フィルと来日しています。 そして今世紀に入りますと、2003年7月にPMFのため、8月にスーパー・ワールド・オーケストラのために立て続けに来日しましたが、 あとは2004年にドレスデン・シュターツカペレと来日したのを最後に5年の歳月が流れています。
つまりこれほど高名でファンの多い巨匠にしては、来日回数が結構少ないのです。 (ただしPMFやスーパー・ワールド・オケのような特別な機会を除いては、すべて名門中の名門との来日です) ですから今回の、特に現在首席指揮者を務めるスーパー・オケ、シカゴ交響楽団との来日は、名匠ハイティンクの現在の芸境に触れる貴重なチャンスです!
さて、マエストロはシカゴ響について「いつでも“やろう”と思っている以上のことを成し遂げてくれる、本当に素晴らしいオーケストラです」
と語ります。
そして、シカゴ響の首席指揮者(彼の場合、運営・管理には関わらない立場にあります)以外は、ほかの現在世界の主要なビッグ・オーケストラ ― ウィーン・フィルやベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管など ― や大きな音楽祭に客演するくらいで活動を限定していることについて、
「たくさんの音楽外の仕事に多くの時間を費やさねばならないということは、単純に音楽だけに集中することを難しくします。たくさんの時間が音楽することそのものから奪われます。すでにそれはアムステルダムで経験したことです。」
と言葉少なに、しかしきっぱりと言います。 しかしシカゴ響からは、それでもぜひマエストロと継続的な仕事がしたい、というラブコールがあって今の関係が実現しているのです。
また、ヨーロッパのオーケストラと(シカゴ響のような)アメリカのトップ・オーケストラとの違いについても
「そういう先入感を与える発言は慎みたい。響きは指揮者次第。どのオーケストラにも私自身の響きをもたらそうとしています。」
と厳しい意見を持っています。
また、こうも言います。
「指揮者とオーケストラの個性で独自の響きが生まれるのはミステリー。技術の問題ではなく、10分ほど腹蔵なくコミュニケーションをとれば、自然とそうなります。」
「私も時とともに変わってきました。最初オイゲン・ヨッフムとコンセルトヘボウ管の首席指揮者を共同で務めた頃は、ヨッフムから集中力と音楽に対する偽りのない大きな愛を学びました。今の私の演奏はそれからの蓄積の結果、当時の私とは違った風に響いていると思います。」
次回はアメリカ屈指のスーパー・オーケストラ、シカゴ交響楽団に焦点をあててご紹介したいと思います。乞うご期待!
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2月3日(火)7時 サントリーホール
2月4日(水)7時 サントリーホール
*ここで引用したインタビューは、公演当日に会場で販売されるプログラム(1部\1000)に全文が掲載されております。
(なお、ここではその文章とは一部表現を変えています)
2009-01-19 18:59 この記事だけ表示
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