クラシックの殻を打ち破り自由に羽ばたく、ヴァイオリニスト宮本笑里[公演情報]

photo:下村一喜

フジテレビ系ドラマ『のだめカンタービレ』のオーケストラメンバーとして、そして、ヤマザキナビスコ『コーンチップ』のテレビCMでお茶の間にもすっかりおなじみとなったヴァイオリニスト、宮本笑里。TBS系テレビ『THE 世界遺産』のメインテーマ曲や、NHK大河ドラマ『天地人』の紀行テーマ、夏休み公開予定の映画『クヌート』のメインテーマ曲の演奏にも起用されるなど、いま最も注目されるヴァイオリニストのひとりである彼女が、この秋、全国リサイタルツアー。

 最新ミニアルバム『break』では今までのクラシックの枠を超え、クラシックをフィーチャーしたポップミュージックを収録。パッヘルベルの《カノン》をフィーチャーし2つのメロディでお菓子の種類の違いを表現するヤマザキナビスコ『コーンチップ』テレビCM曲《break》、バッハの《無伴奏チェロ組曲第1番》をR&Bっぽいリズムでフィーチャーした美しいメロディが心地よく、その音色に包まれるとなんだかやさしい気分になれる《sweets》、ラヴェルの《ボレロ》をフィーチャーしたテレビアニメ『のだめカンタービレ 巴里編』エンディングテーマ《東京 et 巴里》、モーツァルトの《トルコ行進曲》をバックに、ちょっとせつなく、どこかフランス民謡を想わせるメロディが漂う《Le manege》などなど・・・

 バッハをはじめとする大作曲家に寄り添い、新たな命を音楽に吹き込むその「リフレイン」は耳に心地よく、爽やかに心に響く。まるで、ウィンナワルツやポルカ華やかなりしヨハン・シュトラウス2世のころのウィーンを想わせるような、自由快活な演奏を聴くと、「ああ、こういうクラシックの表現や楽しみ方もあるんだな、これが本当の音楽の楽しみ方なんじゃないか」とさえ想わせる。

 父親の宮本文昭(音楽家・元世界的オーボエ奏者)もまたクラシックに留まることなく、TVドラマや映画など、幅広い分野で爽やかな音色を聴かせてきたが、父親について「奏でる音には独特の香りが漂っているので、自分もいつか同じように独特の演奏ができればいいな」と語っていた彼女には、すでに彼女にしか表現できない個性が漂う。

 これまでのクラシックとは違う表現や演奏法に、苦しみ、悩みながらも一歩一歩、着実に成長をとげる宮本笑里。いまや、父の土俵を継ぎ、クラシックの殻を破った新たな彼女の演奏に、新しいクラシックの楽しみ方を感じる絶好の機会だ。

 さて、そんな彼女が今年の秋に全国13箇所のリサイタルツアーを行う。デビューして3回目のツアーになる。このリサイタルは、オリジナルのタイアップ曲や、クラシック曲を中心とした、バイオリンとピアノのみで構成されるので、宮本笑里の魅力をよりダイレクトに伝わるコンサートになること間違いない。

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2009-05-08 10:26 この記事だけ表示
 
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