新日本フィルハーモニー交響楽団 2009-2010シーズン 音楽監督クリスティアン・アルミンクのインタビュー(前編)到着![公演情報]
ウィーン出身の若きマエストロ、クリスティアン・アルミンクが新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督に 就任したのは03年9月のことであった。
あれから6シーズン、アルミンク&新日本フィルのコンビは絆を深め、聴衆から高い評価を受けている。



―新日本フィルとの6シーズンの感想は?

「彼らとの理解がより深まったという印象です。音楽的な意見が一致するようになりました。  良い関係を構築するには相手が何を考えているのかを知ることが大事です」

―アルミンクさんは、これまで、シーズン毎にテーマを設定されてきました。  7シーズン目は「Monsters of Classics」というテーマですが、これはどういう意味ですか?

「“モンスター”という言葉は、ものすごい作曲家だけでなく、ものすごい作品にも使います。  そしてそのものすごい作品はよく知られている曲とは限りません」

―それではまずトリフォニー・シリーズから。9月の定期演奏会についてお話しください。

「シーズンのオープニングはドイツ音楽を並べました。メンデルスゾーンの序曲《海の静けさと幸ある航海》と  ベートーヴェンの付随音楽《エグモント》はともにゲーテの作品が基になっています。《エグモント》は  全曲を演奏します。序曲が有名ですが、序曲だけではない、素晴らしい作品だとわかっていただけると思います。  日本語のナレーションが入り、演劇的な要素も取り入れます。こういう演出の入った上演は珍しいはずです」

―次に11月の定期演奏会は?

「リンドベルイのクラリネット協奏曲は、昨年ベルギーで演奏されたときに楽譜を見たのですが、かなり複雑な曲  だと思いました。でもノルウェイの光を感じるロマンティックなセレナードのような旋律も現れます。  ブラームスのセレナード第1番はあまり演奏されませんが素晴らしい作品です」

―続いてサントリー・シリーズ。9月の定期演奏会の聴きどころは?

「シマノフスキの交響曲第4番《協奏交響曲》でしょうか。交響曲といってもピアノ協奏曲のような作品です。  ポーランド的なものが詰まっていて、民族の香りがするだけでなく、ショパン以降に失われてしまった民族的な  アイデンティティも表現されています。それでいてフランス音楽風のしゃれた和音も使われます」

―11月にはマーラーの交響曲第8番《千人の交響曲》を取り上げられますね。

「私は新日本フィルの音楽監督就任以来、マーラーの交響曲を取り上げてきましたが、今度の第8番で 彼らとマーラーのすべての交響曲を演奏することになります。マーラーはとても勤勉な人でやりたいことは すべてスコアに書き込んでいました。ですから、スコアを忠実に再現できれば(実はこれが難しいことなのですが)、 きちんとマーラーが表現できます。とは言っても、マーラーが楽譜の裏に込めた内容を読む仕事もしなければなりません。 第8番は比較的聴きやすい曲ではないでしょうか。巨大な編成の作品ですが、うるさくて難聴になるような 演奏にはせず、私は透明性を大切にしたい。音楽的な構成や立体性がわかるような演奏をしたいと思っています」

―マーラーの巨大な交響曲がすっきりとわかるような演奏を期待しています。



後編は後日UP予定です!お楽しみに!

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2009-06-26 15:02 この記事だけ表示
 
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