ドイツ音楽界のカリスマ指揮者クリスティアン・ティーレマン&ミュンヘン・フィルの再来日[公演情報]

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ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団


2007年11月、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団は、ヨーロッパの音楽界でカルロス・クライバーの以来のカリスマ指揮者として人気沸騰のクリスティアン・ティーレマンと共に、待望の10年ぶりの来日を果たしましたが、ドイツ音楽の伝統の響きを今だに守っている唯一のオーケストラであると、驚嘆と絶賛を浴びました。

ミュンヘン・フィルは1893年にミュンヘン市民のオーケストラとして誕生して以来、ブルックナーとマーラーの伝統を引き継ぐオーケストラとして名を馳せてきました。マーラー、ワルター、ケンペら多くの偉大な指揮者の薫陶を受けて成長してきましたが、1979年に"幻の指揮者"と呼ばれていたセルジュ・チェリビダッケが常任指揮者に就任してからは、一挙に世界有数のオーケストラに並び称されるようになりました。チェリビダッケの時代には、86年、90年、92年、93年と、4回もの日本演奏旅行を行っています。それだけの熱狂的ファンを、日本でも獲得していたのです。

2004年10月にこのオーケストラの音楽総監督に就任したクリスティアン・ティーレマンは、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイロイト音楽祭など、ドイツの主要歌劇場でキャリアを積んだドイツ音楽の真の継承者として、現在ウィーンやベルリンで絶対的な人気を博しています。ドイツ音楽の王道を極める両者のまさに運命とも言える出会いから3年が過ぎ、一層の信頼関係を深めてきたティーレマンとミュンヘン・フィル。07年の来日では、ミュンヘン・フィルの伝統である「ブルックナーの交響曲第五番」や「ブラームスの交響曲第一番」を演奏して、口うるさいチェリビダッケ信奉者をも唸らせる重厚な演奏を聴かせました。

2010年3月、ヨーロッパ各地で引く手あまたのティーレマンとミュンヘン・フィルが、その音楽の完成度をさらに増して、ティーレマンの特色をさらに鮮明にして、再度日本にやってくることになりました。ドイツのオーケストラでしか出せない深遠で濃厚なあの響きと、息の長いフレージングの妙を、改めて堪能できるチャンスとなることでしょう。

クリスティアン・ティーレマンとミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団




2009年1月〜2月


ドイツの保養地、バーデン・バーデン音楽祭でシンフォニー・オーケストラであるミュンヘン・フィルをオーケストラ・ピットに始めていれて、リヒャルト・シュトラウスのオペラ「バラの騎士」を指揮して、大成功を収める。 カラヤンがベルリン・フィルをザルツブルク復活祭音楽祭で始めてオーケストラ・ピットに入れてワーグナーのオペラを始めた状況に酷似している。オペラに精通しているティーレマンの指導のもと、非常に厳しい練習だったそうだが、ミュンヘン・フィルは始めてのオペラの演奏にも関わらず、繊細で完璧な演奏をして聴衆を魅了した。これがミュンヘン・フィルかと驚嘆さえされた。歌手は現在考えられる人気・実力ともに最高のスパースター達をそろえていた。
元帥夫人役にはアメリカ人で美貌のメトのスーパースターであるレネ・フレミング。オクタヴィアン役にはメゾでこの役にぴったりの声と容姿の持ち主のソフィー・コッホ。ゾフィー役は澄みきった声がまさに適役のドイツの星ディアナ・ダムラウ。このオペラのライヴ盤がユニテルから今秋発売される。

2008年〜2009年:ウィーン

ウィーン楽友協会が長年ティーレマンに依頼し続け、2008年からやっと実現したプロジェクトがティーレマン指揮によるウィーン・フィルとの「ベートーヴェン交響曲全曲演奏会」。一年に2プログラムづつの演奏会で、4年にわたる大企画。これもライブ録音されて、発売される。この演奏会を聴くために、ヨーロッパ中から熱烈なティーレマン・ファンが押しかけ、チケットの争奪戦になっている程。ウィーン人達は、久しぶりに聴けるティーレマン指揮による正調ベートヴェンに熱狂している。

2009年バイロイト音楽祭

2008年、バイロイト音楽祭の総監督がワーグナーの孫からその子供たち、カタリーナ&エヴァ・ワーグナーに交代し、新時代の音楽アドヴァイザー、実質上の音楽監督としてノミネートされたティーレマン。2000年に「マイスタージンガー」を指揮してバイロイト音楽祭にデビューして以来毎年出演しているが、3年目前から超大作「ニーベルングの指輪」を指揮している。今年もその公演が行われたが、今年はいつもに増してその演奏に磨きがかかり、音楽だけで物語りをすべて語り尽くしていると新聞各紙にこれ以上の讃辞がないほど絶賛されている。バイロイトの口うるさいオーケストラの連中も、今やティーレマンの指揮に心酔している様子。 この特徴ある劇場の音響を知りつくしているにも関わらず、毎回一層の勉強を続けて、更なる頂点を目ざすティーレマンに、バイロイトの聴衆もプレスも讃辞をおしまない。

ミュンヘン・フィルとの2011年以降の契約

ミュンヘン・フィルとの現行の契約は2011年のシーズンまで。その後の5年間の契約の更新のことで、音楽界全体が揺れている。ティーレマン自身もオーケストラも続行に意欲を燃やしているけれど、契約書に新しく加えられた一条項のことで、契約主であるミュンヘン市とティーレマンの間で波風が立っている。客演指揮者とプログラムの決定権は、通常音楽総監督が持つものだし、今までもそうだったが、それをインテンダントの権限に移行するという新条項にティーレマンが納得しなかったもの。芸術アカデミーはじめ、世界中の著名アーティストが、ティーレマンの主張を支持し、ミュンヘン市長にサイン入りのレターを送るというキャンぺーンが実施されている。ティーレマンがミュンヘンを離れるかも知れないという風評から、即、ドレスデン州立歌劇場がティーレマン獲得に名乗りを上げているが、ティーレマン本人は、あくまでもミュンヘンに留まりたい意向。

今後のMPO&ティーレマンは、いままで続けていたユニテルとの「ブルックナーの交響曲全集」の完結、バーデン・バーデン音楽祭ではこのコンビによる新しい「リング」の全曲演奏など、このコンビによる計画は着々と進行しつつあるので、9月中旬のシーズンが始まり、この一件をミュンヘン市がいかに落着させるかに、ミュンヘンだけではなく、世界の音楽界が最大の注目を払っている。


【ヴァイオリン:ワディム・レーピン】
1971年シベリア生まれ。同地でザハール・ブロンに師事し、17歳で難関エリーザベト王妃国際コンクールの優勝をさらって国際舞台に踊り出る。ベルリン・フィル、シカゴ響、スカラ・フィル、ニューヨーク・フィル、パリ管、コンセルトヘボウ管をはじめ世界のトップ・オーケストラと次々に共演し、著名音楽祭にも参加。ボリス・べレゾフスキーやニコライ・ルガンスキーなど素晴らしいピアニストをパートナーにリサイタルも重ねている。CDも多く、チャイコフスキー、シベリウス、ショスタコーヴィチをはじめとする協奏曲やソロ、室内楽などいずれも高く評価され、次々と賞を獲得している。

【公演概要】
2010年3月24日(水)19:00〜 ザ・シンフォニーホール B(大阪)
25日(木)19:00〜 愛知県立芸術劇場 B(名古屋)
27日(土)14:00〜 アクロス福岡 A(福岡)
28日(日)15:00〜 横浜みなとみらい A(横浜)
29日(月)19:00〜 サントリーホール B(東京)

プログラムA:
ブルックナー:交響曲第8番

プログラムB:
ワーグナー:タンホイザー序曲
(大阪公演のみ「ニュルンベルクのマイスタージンガー」)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.77
(ヴァイオリン:ワディム・レーピン)
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調op.67

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2009-09-03 17:03 この記事だけ表示
 
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