読売日本交響楽団 上期定期公演[公演情報]

 スクロヴァチェフスキ、アルブレヒト、テミルカーノフといった錚々たる指揮者陣で在京オーケストラのなかでも特に人気の高い読売日本交響楽団。今年からフランス出身の鬼才シルヴァン・カンブルランを常任指揮者に招き、クラシック音楽の新たな可能性を追求する。

 今年4月に常任指揮者に就任するシルヴァン・カンブルランは、幅広いレパートリーをもち、なかでも近現代の音楽を最も得意とするフランス出身の指揮者だ。ザルツブルクをはじめ世界各地の音楽祭で放った斬新なプロダクションは毎回話題となり、その独創性から“鬼才”と評されている。特に現代音楽には並々ならぬ情熱をもち、常にクラシック音楽の新たな可能性を追求しているカンブルランのもと、読響が新たな響きを獲得し未知の魅力を提供してくれるに違いない。

 定期演奏会、名曲シリーズ、東京芸術劇場名曲シリーズ、東京芸術劇場マチネーシリーズ、みなとみらいホリデー名曲コンサート・シリーズと、多彩なシリーズをもつ読響のプログラムだが、そのカンブルランはまず、4月の常任指揮者就任披露演奏会(定期・4月26日)で、マーラーの交響曲第10番から〈アダージョ〉とシェーンベルクの交響詩《ペレアスとメリザンド》を取り上げる。《ペレアスとメリザンド》はメーテルリンクの戯曲をもとにした作品で、多くの作曲家を魅了し、シェーンベルクのほか、フォーレ、ドビュッシー、シベリウスがこれをもとに作曲している。今回カンブルランは《3つの〈ペレアスとメリザンド〉》と題し、7月にはフォーレをそして11月にはドビュッシーもとりあげる。7月の定期ではこのほか、ドビュッシー、メシアン、デュティユーとオール・フランス近現代ものでまとめており、自信のほどがうかがえる(定期・7月14日)。また、2010年の「マーラー・イヤー」にふさわしく、7月にはマーラーの声楽つきの大曲、交響曲《大地の歌》も披露する(名曲・7月8日/芸劇名曲7月9日)。

 ロシアの重鎮テミルカーノフは、ショスタコーヴィチの大作、交響曲第7番〈レニングラード〉(定期・5月11日)をはじめ、プロコフィエフの交響曲第5番(名曲・5月23日/芸劇名曲・5月21日)、チャイコフスキーの交響曲第5番(芸劇マチネ・5月15日)と、得意とする自国ロシアの作曲家たちの作品ばかり。ショスタコーヴィチはもちろんのこと、一昨年サンクトペテルブルク・フィルとの来日公演での奇跡的な名演が記憶に新しいチャイコフスキーには、その“再現”が期待される。

 スペイン生まれの巨匠フリューベック・デ・ブルゴスには、《アンコール! フリューベック・デ・ブルゴス!》に期待したい(名曲・6月21日/芸劇マチネ・6月19日/みなと・6月20日)。ブルゴスの真骨頂はアンコールにある!とは言い過ぎだろうか。スペインあるいはスペインにちなんだ作品を中心とした作品をアンコールでよく取り上げるブルゴスだが、そこには彼の音楽に対するほとばしる情熱が込められている。CD『アンコール! フリューベック・デ・ブルゴス&ドレスデン・フィル』とほぼ同じ曲目をズラッと並べたこのコンサート、最初から最後までアンコールズ尽くし!!に、客席は興奮のるつぼと化すだろう。

 正指揮者、下野竜也は、ベートーヴェンの交響曲第3番〈英雄〉でクラシックの王道を追求するほか(名曲・9月29日/芸劇名曲9月30日)、ベルリン・フィル首席ソロ・ホルン奏者ラデク・バボラークとR.シュトラウスのホルン協奏曲第2番を演奏する(定期・9月18日)。難曲として名高いシュトラウスを世界一のホルン奏者が奏でる、貴重な一夜だ。

 このほか、8月のみなとみらいには、炎のコバケンこと世界的指揮者、小林研一郎が登場する(みなと・8月15日)。曲はシューベルトの交響曲第7番〈未完成〉、ベートーヴェンの交響曲第5番〈運命〉、そして、ドヴォルザークの交響曲第9番〈新世界から〉と、超名曲ばかり。コバケン・ファンにはもちろん、クラシック・ファンにはたまらない一日となりそうだ。


2010年上期公演の一般発売を1/19(火)に控え、イープラスでは座席選択先行受付を開始します!
1/14(木) 10:00〜1/16(土) 18:00 座席選択先行


1.シーズンプログラムで選ぶ

■定期公演シリーズ

会場:サントリーホール
洗練された珠玉の作品をつづる音空間


■名曲シリーズ

会場:サントリーホール
厳選された名曲の数々、情熱と精妙な音空間


■東京芸術劇場 名曲シリーズ

会場:東京芸術劇場
心に染み入る名曲の数々、あなたを包む至高の音空間


■東京芸術劇場マチネーシリーズ

会場:東京芸術劇場
昼下がり、名曲との出会いを楽しむ音空間


■みなとみらいホリデー名曲コンサート・シリーズ

会場:横浜みなとみらいホール
午後2時海の見えるホールで安らぎと感動の音空間



2.指揮者で選ぶ

シルヴァン・カンブルラン(2010年4月より常任指揮者)

・第492、495回 定期演奏会
・第528回 名曲シリーズ@サントリーホール
・第174回 東京芸術劇場名曲シリーズ
・第124回 東京芸術劇場マチネーシリーズ


下野竜也(正指揮者)

・第496回 定期演奏会
・第525、530回 名曲シリーズ@サントリーホール
・第171、175回 東京芸術劇場名曲シリーズ


■ライナー・ホーネック(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターのライナー・ホーネックによる指揮とヴァイオリンソロに注目です!モーツァルトの2つのヴァイオリンのためのコンツェルトーネは同じくウィーンフィルのミラン・セテナとの共演!

・第121回東京芸術劇場マチネーシリーズ
・みなとみらいホリデー名曲


■ユーリ・テミルカーノフ

ショスタコ7番(レニングラード)、プロコフィエフの5番、そしてチャイコ5番と得意のロシアものにエルガーのエニグマ!

・第493回 定期演奏会
・第526回 名曲シリーズ
・第172回 東京芸術劇場名曲シリーズ
・第122回 東京芸術劇場マチネーシリーズ


ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(名誉指揮者)

・第494回 定期公演シリーズ
・第527回 名曲シリーズ
・第173回 東京芸術劇場名曲、
第123回東京芸術劇場マチネーシリーズ
・みなとみらいホリデー名曲コンサート


■テオドール・グシュルバウアー

ヴァイオリン奏者のジョセフ・リンを迎え、ブルッフのヴァイオリン協奏曲 第1番とドヴォルザークの8番を演奏!

・第529回 名曲シリーズ


■小林研一郎

おなじみ炎の指揮者コバケンによるシューベルトの未完成、ベートーヴェン「運命」、そしてドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」!

みなとみらいホリデー名曲コンサート


公演プログラム詳細はこちら読売日本交響楽団HPで
ご確認ください↓
▼公演スケジュール
http://yomikyo.or.jp/info/member-2010.php#gosc

▼読売日本交響楽団公式サイト
http://yomikyo.or.jp/info/yomikyo.php
※読売日本交響楽団のオンライン予約はイープラスを利用いただいております



2010-01-14 20:00 この記事だけ表示
 
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