フランツ・ウェルザー=メスト率いる名門オケがピアニストの内田光子とともに来日!TDKオーケストラコンサート2010 クリーヴランド管弦楽団 来日公演![公演情報]

アメリカの5大オーケストラに数えられ、世界屈指のオーケストラとして名高いクリーヴランド管弦楽団の久しぶりの来日が決まった。しかも、指揮をとるのは、音楽監督のフランツ・ウェルザー=メストと、ピアニストの内田光子だ! 内田の得意とするモーツァルトでの“弾き振り”は、今年のクラシック界最大の話題となるのは間違いない!

アメリカのオーケストラのなかでも、もっともヨーロッパ的な響きを持ち、しかも機能的なオーケストラである名門クリーヴランド管弦楽団は、2002年にオーストリア人指揮者フランツ・ウェルザー=メストを音楽監督に迎え、さらに緻密なアンサンブルを高めてきた。と同時に、2007年までの5年間にわたり、内田光子がレジデントプレイヤーとして自身の指揮とピアノによるモーツァルト・ピアノ協奏曲全曲演奏を敢行したことは特筆すべきことだ。その成果は、昨年リリースされたCD『内田光子/モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第24番(デッカ UCCD-1246)』でも聴くことができるが、その名演に直に触れる機会がついにやってくる。



内田光子の弾き振りは、周到な準備を尽くした「完全犯罪」

1970年、ショパン国際ピアノコンクールで過去日本人最高位の第2位入賞後、ロンドンを拠点に活動を続ける世界的ピアニスト、内田光子。彼女のモーツァルト・ピアノ協奏曲と言えば真っ先に思い出されるのが、サントリーホール・オープニング・シリーズでのジェフリー・テイト指揮イギリス室内管弦楽団との全曲演奏会だ。あの時の演奏も超のつく名演だったが、このコンビでの録音は、その完璧さゆえ、いまだに名盤とされている。それでもあえて、クリーヴランド管と再度の全曲演奏、そして録音を行った背景には、内田の並々ならぬ意欲がうかがえる。

「クリーヴランドとの弾き振りは、そんな簡単なことじゃない。十数年かけてのやり取りがあって、関係を築き上げてきた結果、やっと実現したことです。衝動的な犯罪ではなくて、周到な準備を尽くした「完全犯罪」なの」(雑誌「考える人」2005.春号から)と内田が語るように、満を持してのモーツァルトに、いやが上にも期待は高まる。



世界が注視する話題の指揮者、フランツ・ウェルザー=メスト

一方、音楽監督のフランツ・ウェルザー=メストにも注目だ。2011年のウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートの指揮者にも決定しているオーストリア人指揮者ウェルザー=メストは、いまその動向に世界が注視する話題の指揮者だ。名指揮者テンシュテットの跡を継ぎロンドン・フィル首席指揮者を務めた後、チューリッヒ歌劇場の音楽監督に就任、それまでどちらかというと地味な存在でしかなかったチューリッヒ歌劇場をヨーロッパ有数のオペラハウスへと躍進させた手腕が買われ、今年、小澤征爾退任後のウィーン国立歌劇場音楽総監督に就任することが決まっている。

今回、内田光子とのベートーヴェン・ピアノ協奏曲での競演にも期待が高まるが、彼が真価を発揮するのは、ブルックナーだろう。偉大なるブルックナー指揮者チェリビダッケ、ヴァント亡き後、ブルックナー演奏の真の継承者との評判を得ているウェルザー=メストだけに、手兵クリーヴランドとの息のあった演奏が期待できる。武満徹の曲と、武満が影響を受けたとされるドビュッシーの《牧神》というプログラムも、なかなか気が利いているではないか。



公演概要


内田光子ピアノ&指揮 サントリーホール スペシャルステージ

公演日:11/14(日)〜11/16(火)


フランツ・ウェルザー=メスト指揮

公演日:11/17(水)〜11/18(木)


会場:サントリーホール 大ホール (東京都)


座席選択先行:4/28(水)12:00〜5/10(月)18:00

一般発売:5/16(日)





2010-04-26 13:25 この記事だけ表示
 
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。