クラシックファン待望のリサイタルが決定!プラシド・ドミンゴ コンサート イン ジャパン 2011[公演情報]

 もはや伝説と言ってもよい、元祖「3大テノール」、ルアチーノ・パヴァロッティ(故人)、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスのひとり、プラシド・ドミンゴが、また日本のファンの前でその美しい歌声を披露する。しかも今度は、多くのファンが長いあいだ待ち望んでいたリサイタル。ドミンゴファンのみならず、多くのクラシック音楽ファンにとって、たまらない一夜となりそうだ。

 1990年、ワールドカップ・イタリア大会の前夜祭として開催された伝説的なコンサート『3大テノール 世紀の競演』は、世界50ヶ国以上で放映され、8億人以上がその歌声に酔いしれた。その感動は舞台を移し、日本でも1996年、国立競技場に6万人の聴衆を集め、その後も東京ドームで、そして、横浜アリーナで、それぞれ5万人を超える聴衆を圧倒した。あれから20年余りの時が過ぎ、69歳となった今もオペラの舞台で歌うだけでなく、歌劇場の監督として指揮台にも上り、そして異分野のアーティストとの競演など一線で活躍を続けるドミンゴは、いまなお世界最高のオペラ歌手と言っても過言ではないだろう。

 ドミンゴの歌声の魅力は、いつまでも若々しく甘く艶のある、張りのあるドラマチックな表現力にある。2010年初頭にはオペラの上演で来日したが、生粋のオペラ人は年齢を微塵も感じさせない歌唱と演技で、私たちの心を魅了した。

 もうドミンゴの歌声を日本で聞けるのは最後かもしれない、との思いで会場に詰めかけたファンも多かったと思うが、そこへ、まさかのリサイタル決定だ。オペラと違い、古今東西の名曲やオペラの名アリアの数々が披露される。歌手は歌うことに集中でき、聴衆もその歌声に集中できる。そして、表情さえも間近で感じることができる。オペラ界の至宝と言うよりも、人類の宝とも言うべきドミンゴの7年ぶりのリサイタルは、多くのクラシック音楽ファンへの、とっておきのプレゼントとなることだろう。

 サポートするのは、長年ドミンゴのリサイタルやCD録音に欠かせない存在となっている指揮者のユージン・コーンと日本フィルハーモニー交響楽団。そして近年ドミンゴと多くの舞台をともにするソプラノ歌手アナ・マリア・マルティネスが共演、息のあった名演が期待される。

 公演を前に、2011年新春には、Livespire『3大テノール 世紀の競演〜特別上映版』が全国の劇場で公開される予定だ。 当時を知るオペラ・ファンには再び感動を呼び覚ますものとなるだろうし、当時を知らない若いクラシック音楽ファンには、ぜひ当時の熱狂を知ってもらい、変わらないその歌声の魅力に直接、生で触れてほしい。

(文:唯野正彦)



2010-11-02 17:14 この記事だけ表示
 
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