ラトル&ベルリン・フィルによるマーラーとブルックナーの第9番[公演情報]

©MONIKA RITTERHAUS Rattle Rittershaus

 世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルが首席指揮者・芸術監督サイモン・ラトルとともに、今秋、このコンビとしては4度目の来日公演を行う。今回は、マーラーとブルックナーのそれぞれの交響曲第9番を取り上げる。2人の偉大な作曲家の最後の交響曲。まさに究極のオーケストラ音楽というべきこの2つの交響曲は、ラトル&ベルリン・フィルの真価を明らかにするだろう。2つの「第9番」の壮大なアダージョが聴き手を深い感動を誘うに違いない。


 ウィーン・フィルと並ぶ世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルと同フィルの首席指揮者・芸術監督を2002年から務めているサイモン・ラトルとの最強コンビが、この秋、4度目の来日公演を行う。これまでに、ベートーヴェンの「フィデリオ」、交響曲第3番「英雄」、ブラームスの交響曲全曲、R.シュトラウスの「英雄の生涯」、マーラーの交響曲第5番などを、日本の聴衆に披露してきたラトル&ベルリン・フィル。今秋、満を持して、マーラーとブルックナーの交響曲第9番を取り上げる。

 マーラーの第9番は、彼にとって完成した最後の交響曲。弦楽器群が悠然と歌う、その壮大な第4楽章アダージョは、非常に感動的であり、ベルリン・フィルの弦楽器パートの威力が堪能できるに違いない。マーラーを得意とするラトルにとっては、まさに十八番といえるレパートリーだ。

 ブルックナーの第9番は、執筆途中で作曲者が急逝したため、第4楽章が書き上げられず、第3楽章までが遺された未完の大作。しかし、その第3楽章アダージョは、ブルックナーの遺言ともいえる雄大な音楽であり、もうそれ以上を必要としない、壮絶なフィナーレである。この世のものとは思えない彼岸の響きを含み、最後には美しい浄化を迎える。ブルックナーの音楽は教会のオルガンの壮麗な響きを思い起こさせるが、ベルリン・フィルの強力なブラス・セクションほどその音楽にふさわしいものはないだろう。また、ブルックナーの日の前半には、ヨーロッパでは武満徹に次ぐ知名度のある日本人作曲家、細川俊夫のホルン協奏曲「モーメント・オブ・ブロッサミング」が、ベルリン・フィルの首席ホルン奏者、シュテファン・ドールとともに演奏される。これも注目だ。

 究極のオーケストラ音楽ともいうべき、ブルックナーとマーラーの最後の交響曲が並べられた今秋の来日公演。10シーズン目を迎えるラトル&ベルリン・フィルのコンビの集大成といえる名演が聴けるに違いない。

(文:山田治生)


公演日程・受付内容

公演日程・プログラム

■2011/11/22(火) 19:00
「マーラー:交響曲第9番」

■2011/11/23(水・祝) 16:00
「ラヴェル:道化師の朝の歌、細川俊夫:ホルン協奏曲」
「ブルックナー:交響曲第9番」

■2011/11/24(木) 19:00
「マーラー:交響曲第9番」

プレオーダー

■受付期間
2011/7/1(金) 12:00〜2011/7/10(日) 18:00

■対象席種
S席:¥40,000、A席:¥35,000、B席:¥31,000




2011-06-27 17:41 この記事だけ表示
 
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