「音の魔術師」デュトワ、英国の名門オーケストラと今月に来日!共演は「ハリケーン・ピアニスト」ことユジャ・ワン[公演情報]

 NHK交響楽団の名誉音楽監督として、日本でもテレビやコンサートで大人気の指揮者シャルル・デュトワが、今月末にイギリスの名門「ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団」を率いて来日します。彼らとショパンのピアノ協奏曲を披露するのは、「ハリケーン・ピアニスト」の異名で話題の中国出身のユジャ・ワン。エネルギッシュな演奏と華麗な容姿で今、世界中の注目を集めている期待の若手です。


デュトワに訊く!「ロイヤル・フィルの魅力」

 世界一流のオーケストラから常にひっぱりだこのデュトワが、ロイヤル・フィルの芸術監督に就任したのは2009年のこと。そもそものロイヤル・フィルとの出会いのきっかけを本人に尋ねてみると、なんと、彼がまだ指揮者として駆け出しの頃(1966年)に、ロンドン・デビューで共に演奏したのが、ロイヤル・フィルだったのだそうです。

 「現在、この楽団の首席指揮者と芸術監督を自分が兼ねているのは「めぐり合わせ」でしょう。彼らとは世界中で幾度も共演しています。極めて反応が速く、かつ、とても器用なオーケストラだと評価しています。」と自負するデュトワ。

 彼の言葉どおり、ロイヤル・フィルはクラシックのみならず、幅広い音楽ジャンルに果敢に挑戦している「器用な」オーケストラ。映画音楽(『戦場にかける橋』ほか)やポップス、ゲーム音楽(『ファイナルファンタジーXII』ほか)などもこなし、地元ロンドンでは、最も親しみやすいオーケストラとして愛されています。またその名称(ロイヤル)が示している通り、「女王陛下のオーケストラ」として、長年イギリスの人々のシンボルでもあり続けている由緒あるオーケストラです。

 今回6月27日(木)の東京・サントリーホール公演では、ショパンのほかドビュッシーの『海』、ラヴェルの『バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲』と、フランスの名曲が取り上げられます。それもそのはず、スイスのローザンヌ出身で、パリやカナダのフランス語圏モントリオールで長年活躍してきたデュトワは、音の色彩表現を重視するフランス音楽の大家。オーケストラから無限の色彩を引き出すその魔術のような技は、彼の最大の魅力です。

 「サウンド――色彩の表現に対しては並々ならぬこだわりを持っています。サウンドとはそれぞれの音楽の様式に直接に呼応すべきものだと考えています。サウンドこそ、ロイヤル・フィルのような多面的な顔を有しているオーケストラが、その長所を表現できる媒体なのではないでしょうか。例えばフランス音楽では、はかなく移ろうサウンド、ある種の神秘性を宿し、変化に富んだ“カラフルな”サウンドが求められます。」と語るデュトワ。

 気心がしれたオーケストラに彼が仕掛ける「音の魔術」、そしてパワフルでエキサイティングなユジャ・ワンのピアニズムとの化学反応に、期待が高まります。


公演情報

シャルル・デュトワ指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

<公演日程・会場>
2013年6月27日(木)19:00 東京/サントリーホール
<曲目>
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11(共演:ユジャ・ワン)
ドビュッシー:海
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲


他公演詳細

<公演日程・会場>
2013年6月25日(火)19:00 東京/文京シビックホール【A】
<曲目>
【プログラムA】
シベリウス:「カレリア」組曲 op.11
ドビュッシー:海
  ***
バルトーク:バレエ「中国の不思議な役人」op.19 組曲
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲

※予定枚数が終了しております。


<公演日程・会場>
2013年6月26日(水)19:00 東京/東京文化会館【B】
<曲目>
【プログラムB】
ウェーバー:オペラ「オイリアンテ」序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64(ヴァイオリン:イェウン・チェ)
    ***
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14



2013-06-14 14:32 この記事だけ表示
 
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