日本ツアーも終了間近!辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団 カーネギーホール公演レポート![公演情報]

 1月25日カーネギーホール
ここを拠点に定期演奏会を行っているオルフェウス室内管弦楽団の今年初の定期演奏会に辻井伸行が登場した。
辻井にとっては2011年11月10日のリサイタル以来2度目となるカーネギーホールの舞台で、オーケストラとの共演は初。前日までにチケット完売と発表された通り、2,800余りの客席は満席。
コンサートはベートーヴェンのコリオラン序曲で始まった。指揮者がいないからと言って決して守りの姿勢にはならないダイナミックな演奏。全員が弓を目一杯使った弦楽器のサウンドは、第1ヴァイオリンが6名とは信じられないヴォリュームと輝きを放つ。続く交響曲第2番には早くもブラヴォーの歓声が贈られた。休憩を挟んで後半が「皇帝」。通常ならばオーケストラが着席した後で、ソリストと指揮者が登場するところだが、辻井はオーケストラ全員と同時に登場。力強く華麗で長大な第1楽章の後で、第2楽章が息を呑むようなピアニシモで始まると、満場が水を打ったように静まり返った。移行部を経て馬のギャロップを思わせる第3楽章に入ると、音楽はスピードと勢いを増す。高揚しきった音楽が最後にピアノとティンパニとの絶妙な掛け合いを経て終わりを迎えると、聴衆は一斉に夢から覚めたかのように立ち上がり、惜しみない喝采と歓声を贈った。
カーテンコールは5度に及び、辻井はアンコールに、オーケストラとの共演でモーツァルトのピアノ協奏曲第26番の第2楽章を演奏、次いでソロでショパンのエチュード「革命」を演奏し、熱狂的な歓声に包まれてコンサートは終わった。


カーネギーホール公演を終えて・・・


 この歴史あるステージに再び立つことが出来て、そして素晴らしいオルフェウス室内管弦楽団と「皇帝」を演奏することが出来て、幸せな気持ちでいっぱいです。オルフェウスの皆さんとは、3日間のリハーサルと3日間のコンサートを通じて、すっかり意気投合することが出来ました。演奏をより高めるために、毎回みんなで意見を出して工夫を重ねているので、一緒に演奏する度に新しい発見や刺激があります。
この素晴らしいオーケストラとの演奏を日本の皆様にもお届けすることを楽しみにしています。

辻井伸行 2014年1月25日 ニューヨーク、カーネギーホールにて

オルフェウスは数多くの素晴らしいピアニストと共演して来ましたが、ノブ(辻井の愛称)との共演は、そのどれとも違う特別なものです。一人一人のメンバーが対等な発言権を持つオルフェウス方式のリハーサルに最初は戸惑ったかもしれませんが、こちらの提案に対するノブの理解の早さと反応の俊敏さは驚くばかりです。そして彼の音楽に対する真摯さには、大いに啓発されました。今では楽団員の誰もが彼のことが大好きです。日本でのコンサートも素晴らしいものになることでしょう。
オルフェウス室内管弦楽団


公演概要

セキスイハイム presents 辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団


<公演日程・会場>

2014/2/5(水) 東京エレクトロンホール宮城 (宮城県) ※チケット予定枚数終了
2014/2/7(金)〜2/10(月) サントリーホール 大ホール (東京都) ※チケット予定枚数終了
2014/2/8(土) 栃木県総合文化センターメインホール (栃木県) ※チケット予定枚数終了
2014/2/9(日) ミューザ川崎シンフォニーホール (神奈川県)
2014/2/11(火・祝) 所沢市民文化センター ミューズ アークホール (埼玉県)

<曲目>
※辻井伸行はピアノ協奏曲に出演します
2/9(日)
(予定)オール・ベートーヴェン
コリオラン序曲/交響曲第2番/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

e+MOVIE★辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団 「皇帝」コメント動画!
2/11(火・祝)
(予定)オール・モーツァルト
ドン・ジョヴァンニ序曲/ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」/交響曲第39番
e+MOVIE★辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団 「戴冠式」コメント動画!



2014-02-04 15:03 この記事だけ表示
 
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