【速報】ボストン・グローブ紙批評:シャルル・デュトワ指揮ボストン響「幸せな結末に」[公演情報]

 先週末、日本ツアーに先立つシャルル・デュトワ指揮ボストン交響楽団の演奏会 が、本拠地ボストンのシンフォニーホールで行われた。
急遽の登場となったデュトワだが、この危機を見事に救い、地元有力紙ボスト ン・グローブは、次のような批評を掲載して、その様子を伝えた。

ボスト ン・グローブ紙 批評

(抄訳)

ボストン交響楽団は、この絶体絶命の危機を、驚くことほど見事に幸せな結末へ と変えて見せた。
災い転じて福となす、とでもいうべきか、デュトワとボストン交響楽団の関係は マゼール以上に深い。

17日(木曜日)の初日公演のマーラーにおいて、デュトワは、情熱的な表現の幅をボストン交響楽団から見事 に引き出した。陰気な暗さを特徴とする第1部 が説得力を持って描かれ、スケルツォはこの交響曲における支柱として要求される拡がりを持ち、そしてボストン交響楽団の金管セク ションは、ロンド-フィナーレにおいてスリリングなほどの絶好調ぶりを示 した。

有名なアダージェット楽章では、いつまでも続くかと思われるメロディのテンポと配色と輪郭において、この交響曲の他の楽章から一 線を画し、あたかも海岸沖に浮かぶ島でくらしているかのような気持ちにさせられた。

さらにデュトワは弦楽セクションから呼吸が通ったサウンドを引き出した。その サウンドは楽章の至高の最終ページにおいて、とりわけ熱気をはらんだものとなった。
最後にデュトワは、金管セクションに歩み寄り首席奏者たちを称え、メンバーはデュトワが指揮台にいてくれたことへの安堵の念を拍手をもって応えた。


公演概要

ボストン交響楽団


<公演日程・会場>
2014/5/9(金) サントリーホール 大ホール (東京都)

<出演>
シャルル・デュトワ(指揮)
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
ボストン交響楽団

<曲目>
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35(ヴァイオリン・ソロ/ジャニーヌ・ヤンセン)
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14

<公演日程・会場>
2014/5/10(土) サントリーホール 大ホール (東京都)

<出演>
シャルル・デュトワ(指揮)
ボストン交響楽団

<曲目>
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調 K.504「プラハ」
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調


2014-04-23 10:31 この記事だけ表示
 
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