「世界まるごとクラシック」の青島広志に独占インタビュー。第8弾の見所をきいた![インタビュー]

 青島広志が指揮する「世界まるごとクラシック」が“HAPPY NEW YEAR 2015"のサブタイトルで来年1月から2月にかけて、東京、名古屋、大阪で開催される。2008年に始まったこのコンサートは今回が第8弾となる。青島は「何よりもお子さんに聴いてほしい」という。


是非お子さんと一緒に。2015年にアニバーサリーを迎える作曲家の作品も続々登場!

 「ダイナミックで、リズミックな曲を選んでいます。《アナと雪の女王》の『レット・イット・ゴー』のように今年流行った曲も入れています。曲の長さはなるべく短く、4分を超えないようにします。話をしながら聴いてもかまいません。歌って踊れる曲として、《となりのトトロ》から『さんぽ』を私のオリジナルの振り付けでみんなに踊っていただこうと思っています。また、演奏するオーケストラがバレエを得意とするシアターオーケストラトーキョーなので、バレエ音楽《白鳥の湖》も取り上げます。

 私は子供の頃、親に音楽会に連れて行ってもらったことがほとんどありませんでした。行ってみたいとは思っていたのですが…。ですから、お子さんが是非とも行ってみたいと思うような音楽会にしたいと思っています。それには、視覚的な要素も採り入れて、画面で演奏者の顔をアップで見せたり、作曲家の顔のイラストを出したりもします。また、私は、指揮をしながら、曲がどういう場面なのかの説明もします。手と違った動きを口がしなければならないので指揮者にとってはたいへんですが(笑)、《フィンランディア》か《だったん人の踊り》でやるつもりです」


今回は新年早々のコンサートということで、2015年にアニバーサリーを迎える作曲家の作品も紹介される。

  「まず生誕330年のバッハとヘンデルですね。バッハやヘンデルというと難しそうですが、バッハはお子さんが23人いたこと、ヘンデルは自分を売り込むことがすごく上手くてイギリスで有名になったことなどのお話をしようと思っています。生誕190年のヨハン・シュトラウス2世は新春ということで《春の声》を演奏します。《カルメン》を作曲したビゼーは没後140年です。さらに、シベリウスは生誕150周年を記念して《フィンランディア》を取り上げます」

 「世界まるごとクラシック」を聴き来る人には高齢の女性も多いという。

 「私のお客さまはほとんどがおばあさまです(笑)。今は音楽会自体が高齢の女の方を除いては成り立たないのです。私のコンサートは、70歳以上と10歳以下という感じがします(笑)。中間層がいらっしゃらないのです。楽しいことは、一人で楽しむよりもみんなで楽しむ方が倍増するので、是非誰かを誘って来ていただきたい。一人でいらっしゃった方は、席の両隣の人に話しかけてみてほしい。音楽会に行くことでお友だちが増えるというのは素晴らしいことですから。小さいお子さんに伝えたいのは、ここではみなさんが王子様、王女様です、私はその方たちに雇われた家来なのです、ということです。気負わないで来てほしいですね。難しいものではありません。シアターオーケストラトーキョーは、若い人が多く、生き生きとしていて多士多彩です。そして今回はなんと、初めて名古屋、大阪へ私たち伺うことになったんですよ。どうぞお知り合いの方にお勧めになって、必ず聴きにきてくださいね。」

[取材・文/山田 治生]
[カメラ/渡辺 マコト]

指揮者の青島広志さんからメッセージ動画到着!



公演概要

世界まるごとクラシックHAPPY NEW YEAR 2015

<日程・会場>
2015/1/12(月・祝) 東京国際フォーラム ホールA (東京都)
2015/1/31(土)愛知県芸術劇場大ホール (愛知県)
2015/2/1(日)フェスティバルホール(大阪府)

<キャスト・スタッフ>
青島広志(指揮・お話)
シアターオーケストラトーキョー(管弦楽)

<曲目>
行進曲「威風堂々」第1番(エルガー)
「水上の音楽」より“アラ・ホーンパイプ"(ヘンデル)
G線上のアリア(J.S.バッハ)
ハンガリー舞曲 第5番(ブラームス)
バレエ「白鳥の湖」より“ワルツ"(チャイコフスキー)
交響詩「フィンランディア」(シベリウス)
春の声(J.シュトラウスII世)
歌劇「カルメン」より“前奏曲"(ビゼー)
歌劇「イーゴリ公」より“だったん人の踊り"(ボロディン)
ラデツキー行進曲(J.シュトラウスI世)
(※皆様のリクエストにお応えする今回のスペシャル曲
映画「アナと雪の女王」より“レット・イット・ゴー"
アニメ「となりのトトロ」より“さんぽ”)

2014-12-16 13:34 この記事だけ表示