緊急レポート! アンヘル・ロメロ&村治佳織 リハーサルin カリフォルニア[公演情報]

アンヘル・ロメロ&村治佳織 リハーサルin カリフォルニア

 

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514日フェスティバルホール(大阪)、16日東京オペラシティコンサートホールで予定されているアンヘル・ロメロと村治佳織の公演に向けて、アメリカ西海岸サンディエゴのアンヘル・ロメロ邸にて、リハーサルが行われた。昨年春、村治のロサンゼルス公演に、アンヘルが訪ねたことがきっかけとなり、実現した今回のこの企画。1年ぶりの再会ということになるが、4日間に亘って行われたリハーサルで、現代の巨匠アンヘル・ロメロと日本ギター界のミューズ村治佳織の間には着実に信頼関係が築かれていったようだ。

(ロメロ邸のリビングでリハーサルは行われた)

 

アンヘル・ロメロの自宅は、サンディエゴ空港から車で40分ほどのサン・マルコスという街の丘の上にある大邸宅。カリフォルニアの青い空、そしてたくさんの緑に囲まれた環境に、東京育ちの村治はただただ「羨ましい・・・」の一言。

(街が見渡せるテラスにて)

アンヘルは、普段練習するときは、愛車のレンジローバーにワインや食べるものを積んで、近くの山、あるいは海へ行くのだという。「自然からたくさんのインスピレーションを受けることができるのです。目の前に広がる美しい風景から感じたことをそのままギターで表現して行く・・・。印象派の画家が自然を描く作業と一緒です。」

 

今回、大阪では協奏曲、東京ではデュオ・リサイタルが予定されているが、大阪でふたりが共演するホアキン・ロドリーゴ作曲「マドリガル協奏曲」は複雑なパッセージが多用されている大変な難曲。まずはそちらの練習から始めた二人。10の楽章のひとつひとつを丁寧に合わせて行く。時折アンヘルが、指の力の入れ方や、姿勢、弦の弾き方などを、村治に教える場面も見られた。「2003年にもスペインのギタリスト、ホセ・マリア・ガジャルド氏と共演し、その際にも丁寧にいろいろとご指導をいただきました。今回は、ロメロ・ファミリーの中でも屈指のテクニックを誇るアンヘルの指導を受け、多くのことを学ぶことができました」と語る村治。

 

アンヘルはホアキン・ロドリーゴと厚く親交を結んでおり、この「マドリガル協奏曲」も、兄ぺぺとアンヘルの二人に捧げられたものだという。練習の合間に、アンヘルが面白おかしく語るロドリーゴの思い出話に、村治は目を輝かせて聞き入っていた。


(ロドリーゴのエピソードは奇想天外なものばかり?!)

「ロドリーゴ氏には、幸運にも私もなくなる半年前にお目にかかることができたのですが、今回たくさんのエピソードに触れることができ、大作曲家がより身近に感じられました。そして、まさにこのように親しくお付き合いをしていたアンヘルと一緒にこの作品を演奏することが出来るということは、本当に光栄なことです。」と語る村治の表情から公演への期待が伺える。

 

 

特にスケジュールが決められていたわけではなかったようだが、最初の2日間は、午前中はそれぞれが練習し、午後から合わせるという具合に進んでいった。時には、アンヘルが今回のツアーで予定されている王子ホールでの、日本では18年ぶりとなる唯一のソロ・リサイタル(518日)の曲目を爪弾き、3月に王子ホールでの公演を終えたばかりの村治に、王子ホールの聴衆の様子などを尋ねたりと、演奏家ならではの情報交換が行われていた。


(自身のソロリサイタルのチラシにじっと見入るアンヘル)
18年ぶりの日本でのソロ・リサイタルのために「大人向けの“セクシー”なプログラムを用意した」というアンヘル。村治にとっても初めて巨匠の生演奏を聴く機会となる。「こちらは一聴衆として楽しみにしています」と語っていた。3日目の午後、「大体方向性が決まった」というふたりは、午後も単独で練習することに。村治が太平洋を望む大きな窓のあるロメロ邸のリビングルームで練習を始めると、アンヘルの姿が見えなくなった。夕方、鼻の頭を赤く日焼けして戻ってきたアンヘルは、「久しぶりに山で練習してきた」という。それから始まったふたり一緒のリハーサルは、更に完成度を増し、夕日に染まるリビングルームに美しいハーモニーが響き渡っていた。

 

最後の練習日となる4日目、東京のデュオ・リサイタルのコンセプトをふたりに尋ねてみた。アンヘルがリードする形で決まったというプログラムのテーマは「出会い」だという。「まずは、ふたりの関係を築くために、スカルラッティなど古典の作品を、そしてお互いに良く知っているスペインの曲を選びました。」と語るアンヘルは、村治佳織について、「非常に良く勉強していて、音楽に誠実に向き合っている点に感心しました。リハーサルはとても上手く行きました。それもひとえに、私達が音楽的にも人間的にも共感し合えたからだと思います。できれば今回だけでなく、今後も共演の機会があればと思っています」と語った。年齢差を越えて、息の合ったふたりの共演は、ギターファンのみならず、クラシックファンにとっても見逃せないスリリングな公演となりそうだ。「初めて日本に行った時、なぜか故郷に帰った気がした。自分は前世で一度日本人だったことがあるはず」と語るアンヘルに「私は先日出演したTV番組で、前世でとても破天荒な人生を送った男性だったと言われたんですよ。実はアンヘルのような人物だったのでは・・・」と、演奏以外でも息の合ったところを見せていたふたりだった。

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コメント

大嶋芳 という人がマドリガル協奏曲やロメロ一家について掲載している。ロメロ一家の関係者らしいが、詳しく書いてあるので参考になると思う。
miya
(2007-04-14 20:27)

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