最後の大物オペラハウス、遂に日本上陸![公演情報]
 百花繚乱、世界中の一流オペラハウスが来日する世界一の音楽都市東京。その東京にあってもパリ国立オペラが未だに来日しないことはクラシック業界の七不思議であった。しかし今回、遂にその重い腰を上げ来日することになった。とびっきりアヴァンギャルドで魅力的な作品と共に!

 現在、パリ国立オペラの総裁は、モネ劇場、ザルツブルク音楽祭の総監督として辣腕を振るってきた世界一のディレクター、ジェラール・モルティエ氏が務めている。彼に今回の見どころなどを聞いてみた。

■パリ国立オペラ初来日公演
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Q.ザルツブルク音楽祭総監督の時には、オペラという芸術は常に変わらなければならない、「Change」が必要だ!とおっしゃっていましたが、今のお考えは如何ですか?

A.基本的にはまったく変わっていません。オペラに限らず芸術の最大の敵はルーティンに陥ることです。輝ける歴史を誇るパリ国立オペラですが、私は常に前向きに世界のアヴァンギャルドの最先端を走っているつもりです。

Q.今回のテーマは?

A.「パッション(情熱)と愛」です。それぞれのオペラが独立しているわけではなく、すべての作品に流れた共通のテーマがあるのです。それらが絡み合って1つの音楽祭のようになっていますので、すべての作品を見て頂かないと完全に理解して頂くことはできないと思います。

Q.それぞれの作品の特徴は?

A.まずはワグナーの最高傑作で20世紀のオペラの礎を築いた「トリスタンとイゾルデ」です。300万ユーロという途方も無い制作費をかけて作りました。特に映像部分が見どころです。演出は前代未聞のまったく新しいヴィジョンをもとに描かれ、オペラ全編を通じて主役2人の内面を描き続けています。特に3幕は炎の世界で描かれ、フィナーレの2人の昇天のシーンはルーベンス、ティツィアーノの「マリアの昇天」のような美しさです。

次にポール・デュカスの「アリアーヌと青ひげ」。デュカスは「魔法使いの弟子」などで有名な作曲家でファンタジー溢れる作品を得意としていますが、このオペラもダイナミックなオーケストレーションを持つ傑作です。大きなテーマの1つは女性の解放です。

そして、バルトーク唯一のオペラで「青ひげ公の城」。同じ「青ひげ公」の話ながら、こちらは主役の女性ユディットが城の中に閉じこもって行き、「アリアーヌ」とは対照的に描かれています。この作品も映像を非常に効果的に使っています。

最後に「消えた男の日記」ですが、もともとオペラではなく、ヤナーチェクのテノールとピアノのための歌曲集を指揮のグスタフ・クーンがオーケストレーションしてオペラにした作品です。この作品では男と女の情愛が艶かしく官能的に描かれており、破滅に向かう男の愛がテーマとなっています。

Q.「トリスタンとイゾルデ」以外、決してメジャーとは言えない作品を揃えられましたが、どのような心構えで、どのような人に観て欲しいと思っていらっしゃいますか?

A.これらのオペラを観たことが無い人でも、きっと真の意味でのエモーションを分かってもらえるはずです。どうぞ全作品を観て、そして愛を感じてください(笑)。

■パリ国立オペラ初来日公演

【演目】
『アリアーヌと青ひげ』
『トリスタンとイゾルデ』
『青ひげ公の城/消えた男の日記』

【公演情報】
7/19(土)〜7/21(月・祝) 兵庫県立芸術文化センター 大ホール (兵庫県)
7/23(水)〜7/30(水) Bunkamura オーチャードホール (東京都)

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2008-03-04 13:20 この記事だけ表示
 
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