ベルカント・オペラの神髄を味わえるこの作品を見逃すな![公演情報]
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指揮:フリードリッヒ・ハイダー

 今秋の来日公演が待ち遠しいウィーン国立歌劇場。小澤の「フィデリオ」、ムーティの「コシ・ファン・トゥッテ」に話題が集中しているようだが、最も見逃せない作品は、ドニゼッティの「ロベルト・デヴェリュー」なのである。日本で公演が行われることは滅多にないが、ヨーロッパでは良く知られている演目で、ウィーンやミュンヘンでは毎年のように再演され、イタリアの主要劇場でも頻繁に上演されている作品だ。

 そしてこのオペラのエリザベッタ役を十八番にしているのがエディタ・グルベローヴァ。言うまでもなく世界最高のコロラトゥーラ・ソプラノで、40年近くも世界のトップに君臨しているという奇蹟のプリマ・ドンナである。ヨーロッパで頻繁に上演されているというのも、彼女がいるからであろう。

 「ロベルト・デヴェリュー」とはテノール役の伯爵の名前だが、実際にこのオペラの主役はソプラノのエリザベッタ(女王エリザベス1世)である。ストーリーは、このエリザベッタが愛と政治の狭間でもがき苦しみ、愛する人に裏切られるという悲劇。このオペラは狂乱オペラとも言われるが、コロラトゥーラ・ソプラノの華麗な高音のテクニック、しかも女王としての気高さや深い表現力が必要とされる難役として有名である。狂乱オペラとして有名な「ランメルモールのルチア」や「清教徒」のエルヴィーラもグルベローヴァの得意中の得意の役で、現在、このジャンルのオペラをグルベローヴァ以上に歌えるソプラノはいないと断言できる。

 廻りのメンバーも充実している。相手役のテノールにはスペイン人テノールで、アルフレード・クラスの後継者とも言われるホセ・ブロス。他にもバスのロベルト・フロンターリ、メッツォ・ソプラノのナディア・クラステヴァとウィーンの看板歌手とも言える実力派がそろう。そして、指揮者のフリードリッヒ・ハイダーはグルベローヴァのご主人。彼女の魅力を100%引き出すことが出来るのは彼だけである。ベルカント・オペラのスペシャリストとしても知られている。

【公演情報】
■ウィーン国立歌劇場2008年日本公演
チケット発売中!

◆W.A.モーツァルト作曲『コシ・ファン・トゥッテ』
10/21(火)〜10/27(月) 東京文化会館大ホール (東京都)
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◆L.v.ベートーヴェン作曲『フィデリオ』
10/26(日)〜11/1(土) 神奈川県民ホール 大ホール (神奈川県)
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◆G.ドニゼッティ作曲『ロベルト・デヴェリュー』
10/31(金)〜11/8(土) 東京文化会館大ホール (東京都)
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2008-04-01 16:58 この記事だけ表示
 
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