アルバン・ベルク大特集![公演情報]
最後にして最高の舞台。アルバン・ベルク四重奏団、解散!

 「アルバン・ベルク四重奏団という名のひとつの驚異」など最大の賛辞を集め続け、CDの売り上げが100万枚という驚異的な記録を誇る今世紀最大のカルテットが遂に解散します。
 38年という歴史において現代活動する数多くのカルテットの模範となり、室内楽というジャンルに金字塔を打ち立てたアルバン・ベルク四重奏団による演奏は2度と聴けません。
 最後にして最高の感動をお届けするこの解散公演、お聴き逃しなく!

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ギュンター・ピヒラー氏より最後のツアーに向けて、メッセージが届きました!


日本の皆さんへ

 聴衆というのは、極めて特別な、特異なものだといえるでしょう。

 演奏会が始まるとき、わたしたちは、日常生活に引きずられ切り替えがまだできずにいる聴衆一人一人の落ち着かない心境を、いつも強く感じます。しかし、音楽が徐々に人々の心を捉え、彼らの期待すること、すなわち別世界へと導いていく様子は大変興味深く、わたしたちを幸せな気持ちにします。そして次第に、大勢の、ときには数千人に及ぶ人たちが一体となり、まるで魔法にかけられたかのように、息を殺してじっと音楽に耳を傾ける会場。誰ひとりとしてその静けさを破る者はいません。そして、聴いたものに対する反応が放たれる瞬間、聴衆もアーティストも、得も言われぬ至福感に包まれるのです。

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 わたしたちアーティストにとって、聴衆はなくてはならないものです。聴き手がいなければ、わたしたちは自分たちの仕事ができませんし、与えられた才能を発揮できません。家で自分たちだけで弾くこともできますが、それは音楽を生み出す創造者の意図に反することです。書かれても読まれることのない本のようなものになってしまいます。
 聴衆は、アーティストを怖気づけさせたり、不安にすることもありますが、自由にしてくれ、支えとなり、羽ばたかせてくれる存在でもあります。いくら思考し、学び、認識し、練習し、リハーサルを重ね、努力しても、太陽の輝く下でなければ花は開花しません。聴衆はまさに、わたしたちの太陽なのです。

 長年わたしたちを明るく照らし続け、わたしたちから最高の美しい演奏を引き出して下さった日本の聴衆のみなさまに、心から感謝の意を申し上げます。
 素晴らしい聴衆であればあるほど、別れは辛いものです。

ギュンター・ピヒラー




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◆ギュンター・ピヒラー Gunter Pichler - Violin

 1955年、ウィーン音楽大学に入学、18歳でウィーン交響楽団のコンサートマスターに任命された。21歳のとき、カラヤンは彼をウィーン・フィルのコンサートマスターに採用。1963年からウィーン音楽大学教授、1993年からケルン音楽大学で客員教授を務める。
 加えて、マスタークラスをシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、ブリュッセル・フィルハーモニック、プロクヮルテット・パリ、オールドバラ国際音楽学校、モンテプルチアーノのヨーロッパ音楽舞台芸術アカデミー、およびプラハ、ウィーン、ブダペストなどの国際サマー・アカデミーで行なっている。
 多くの生徒が国際的な賞を獲得し、主要オーケストラのコンサートマスターやソリストとして、また、室内楽奏者として国際的な舞台で活躍している。
 1970年にアルバン・ベルク四重奏団を結成し、38年の長きに渡り、この名声ある四重奏団を率いてきた。


◆アルバン・ベルク四重奏団 ALBAN BERG QUARTET

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ギュンター・ピヒラー(ヴァイオリン) Gunter Pichler - Violin
ゲルハルト・シュルツ(ヴァイオリン) Gerhard Schulz - Violin
イザベル・カリシウス(ヴィオラ) Isabel Charisius - Viola
ヴァレンティン・エルベン(チェロ) Valentin Erben - Violoncello

 この有名なカルテットの名称は、ウィーン古典派とロマン派の伝統、また新ウィーン楽派との彼らの密接な関係を象徴し、さらに現代音楽への傾倒を表わしている。
 1971年ウィーン・コンツェルトハウスでデビューし、たちまち国際的に活躍の場を拡げる。その名は、膨大なレコーディングによっても知られ、ベートーヴェン、ブラームス、バルトーク、ヴェーベルン、ベルクの弦楽四重奏曲全曲や、カーネギーホール、ウィーン・コンツェルトハウス、パリのオペラ・コミーク座、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴ録音など、多くの名盤が30以上の国際的な賞に輝いている。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音は2度行われ、最初はスタジオ録音だが、2度目はウィーン・コンツェルトハウスでのライヴ録音でCD、ビデオ、DVDがリリースされている。

 作品を初演した作曲家には、ウルバンナー(1973年、1993年)、ライターマイヤー(1974年)、ハウベンストック=ラマティ(1974年、1978年)、フォン・アイネム(1976年)、ヴィムベルガー(1980年)、リーム(1983年)、シュニトケ(1989年)、ベリオ(1994年)、バルギールスキー(1999年)、シュヴェルトシク(2003年)などが挙げられる。
 メンバーはウィーン国立音楽演劇大学とケルン音楽大学の教授で、ウィーン・コンツェルトハウスの名誉会員、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールの桂冠カルテットでもある。
また、彼ら自身のコンサート・シリーズを、ウィーン・コンツェルトハウス、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホール、チューリヒ・オペラ、パリのシャンゼリゼ劇場、ケルン・フィルハーモニー、フランクフルト・アルテオーパーで開催している。

 2005年、同団はヴィオラのトマス・カクシュカを死によって失うという悲劇に見舞われた。残されたメンバーは、彼らの信念とトマス・カクシュカの遺志を継いで、イザベル・カリシウスと共にコンサート活動を続けていく。2006年10月には、ウィーンのコンツェルトハウスに於いてマグダレーナ・コゼナ、トーマス・カストフ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、サー・サイモン・ラトル、クラウディオ・アバドらの出演の下、トマス・カクシュカの追悼公演が行われた。

 2008年をもって、惜しまれつつも解散が決定。


アルバン・ベルク四重奏団、全世界にて解散ツアー中!

 世界中から惜しまれつつも、解散が決定したアルバン・ベルク四重奏団。日本の解散公演は5〜6月に行われますが、彼らの魅力をもっと聴きつくしておきたいという方のために、今後のツアースケジュールを取り寄せました。
 世界の名だたるホールが並び、弦楽四重奏界の最高峰である彼らの最後を飾るにふさわしいスケジュールとなっています。

4/26 マルクス・ジティクス・ザール(ホーエネムス/オーストリア)
4/27 王立図書館(コペンハーゲン/デンマーク)
4/29 グリーンカ記念フィルハーモニー 小ホール(サンクトペテルブルク/ロシア)
5/1 クイーン・エリザベス・ホール(ロンドン/イギリス)
5/2 ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)
5/3 ゲヴァントハウス(ライプツィヒ/ドイツ)
5/5 サラゴサ・オーディトリウム−モーツァルト・ホール(スペイン)
5/6 国立音楽堂(マドリード/スペイン)
5/8 国立音楽堂(マドリード/スペイン)
5/9 アルテオーパー(フランクフルト/ドイツ)
5/10 ツィスターツィーンザー修道院美術館(ヴァルケンリード/ドイツ)
5/12 チューリヒ・トーンハレ 小ホール(スイス)
5/13 シャンゼリゼ劇場(パリ)
5/14 パレ・デ・ボーザール(ブリュッセル/ベルギー)
5/16 コンツェルトハウス(ウィーン/オーストリア)
5/17 コンツェルトハウス(ウィーン/オーストリア)
6/20 コンツェルトハウス(ウィーン/オーストリア)
6/21 アンジェリカ・カウフマン・ザール(シュヴァルツェンベルク/オーストリア)
6/22 ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)
6/24 エッセン市立劇場(ドイツ)
6/25 クイーン・エリザベス・ホール(ロンドン/イギリス)
6/27 シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭(ドイツ)
(2008年2月現在)

 本特集では「偉大なるアルバン・ベルクの最後に寄せて」と題しまして、各方面より頂いたメッセージを掲載していきます。
 さらに、演奏プログラムの視聴コーナーも設置予定!

次回更新をご期待下さい。See you soon!

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★第3回記事
「ギュンター・ピヒラーと、ABQの薫陶を受けたエッカート・ルンゲよりコメントが届きました!」

★第2回記事
「ABQ、フィナーレに向けて!」


2008-04-25 18:00 この記事だけ表示
 
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