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2008-09-01 16:12 この記事だけ表示
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熱戦が続いている北京オリンピックの開会式に、ラン・ランが登場しました!
スタジアムの中央に現れたラン・ランは、白いグランドピアノで中国の作曲家シャオガン・イェ(Xiaogang Ye)の
ピアノ協奏曲「Starring Sky」を演奏。
堂々たる存在感を見せ付けてくれました!

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開会式後のオフィシャルメッセージ

 I was given the honor to perform a beautiful piece of music by Xiaogang Ye at the Olympic opening ceremony yesterday.
 Being a part of the young generation in China, it is especially an honor for me to perform at the opening ceremony because it is a symbol of how China is changing. In this newgeneration, we are enjoying a very different way of life from our parents. We love Western culture and classical music but we also have strong and sturdy Chinese traditions.

 The Beijing Olympics is giving the world an opportunity to glance in on this new China.
 I am so proud to be able to participate during such a glorious time for my home country.

Lang Lang

 昨日、オリンピック開会式でシャオガン・イェの美しい作品を演奏するという栄誉に浴しました。
私が開会式で演奏するというのは中国がどれほど変化しているのかを象徴しています。
 中国の若い世代の一人として、とても名誉なことだと思います。この新世代は、我々の両親たち世代とはまったく違った形で人生を楽しんでいます。我々は西洋文化やクラシック音楽を愛する一方で、強くしっかりとした中国の伝統を受け継いでいます。

 北京オリンピックは世界中に新しい中国の姿を見てもらうまたとない機会となりました。
 私は自国がこのように輝いている時に、参加できたことを誇りに思います。

ラン・ラン


そのラン・ランが、来年1月に待望の来日公演を行います!
気になるプログラムは下記のとおりです。

【会場】サントリーホール 大ホール(東京都)

<1/24>公演
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333
シューマン:幻想曲 ハ長調 op.17
中国の作品を6曲 (アルバム「ドラゴン・ソング」から)
グラナドス:ピアノ組曲「ゴイェスカス」H.64から第1曲「愛のことば」
リスト:ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」からイゾルデの愛の死S.447
リスト:ハンガリー狂詩曲第6番 変ニ長調 S.244/6

<1/25>公演
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959
バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80
ドビュッシー:前奏曲集第2巻から
ドビュッシー:前奏曲集第1巻から
ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 op.53 「英雄」

チケット料金:S¥9000 A¥7000 B¥5000 プラチナ券¥14000

【プレオーダー受付】9/11(木)〜9/15(月・祝)
【一般発売】9/21(日)〜09/1/20(火)

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2008-08-19 19:40 この記事だけ表示
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2008年7月30日に東京・サントリーホールで行われた外山啓介のリサイタル映像が到着。
魅惑の演奏をダイジェストでご紹介します!










※ダイジェスト映像の収録曲(一部)
 サティ:ジムノペディ第1番
 フランク:プレリュード 〜プレリュード、フーガと変奏曲より

8月28日(木)には鎌倉芸術館 大ホールにて同リサイタルが開催されます。
昼は鎌倉散策、夜はコンサートにお出かけになりませんか?

【公演情報】
8/28(木) 鎌倉芸術館 大ホール (神奈川県)
8/30(土) 新潟市民芸術文化会館コンサートホール (新潟県)
11/5(水) 宝山ホール 鹿児島県文化センター (鹿児島県)

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2008-08-19 12:56 この記事だけ表示
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サントリーホール恒例の祝祭コンサートの季節がやってきた。今年の主役は、なんといってもピアノ。豪華出演者らが奏でる流麗な調べに身を浸し、ピアノがたどった歴史とロマンに想いを馳せるひととき。

 東京の音楽の殿堂、サントリーホールのガラ・コンサートといえば、〈正装コンサート〉。今年で22回目を迎えたこのシリーズは、同ホールの秋の風物詩として音楽ファンの間に定着した感がある。
 趣向を凝らしたステージはもちろんのこと、いつにも増して客席やロビーも華やかに彩られるこの日、いつもよりもちょっとドレスアップして、祝祭気分を満喫してみてはいかがだろう。
 今年の注目は、なんといっても小山実稚恵や仲道郁代ら日本を代表するピアノの名手に加え、ドイツロマン派の大御所イェルク・デームスといった名匠がずらり顔を揃えることだろう。ベートーヴェンにシューベルト、ショパン、チャイコフスキー、と誰もが一度は耳にしたであろう珠玉の名曲の数々を、これでもか! とばかりにラインナップ。しかも、歴史的価値の高い、仏エラール社製のピアノによる演奏が聴けるというのも、実に興味深い。
 そして、こうした華々しい場に欠かせないのがお祭り男、指揮者の井上道義だ。今をときめくマエストロと抜群の安定感を誇る東京交響楽団とのコンビとあって、音楽ファンには嬉しいかぎり。第13回チャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門での優勝以来、楽界の話題の中心にいる神尾真由子の出演も楽しみだ。
 このように、ピアノ独奏や協奏曲のほか、五重奏曲あり、歌曲あり、これを贅沢といわず何と言おう! さらに、女優の若村麻由美が司会を務め、まさに“音楽の玉手箱"というべきステージに花を添える。
 ということで、紳士淑女のみなさん、この秋はドレスアップしてサントリーホールへ!

【公演情報】
サントリーホール22周年記念ガラ・コンサート「響」
<正装コンサート>

10/4(土) サントリーホール 大ホール (東京都)

【出演】指揮:井上道義 ピアノ:イェルク・デームス/小山実稚恵/仲道郁代/テオ・ゲオルギュー/ミロスラフ・クルティシェフ ヴァイオリン:神尾真由子/堀正文 ヴィオラ:豊嶋泰嗣 チェロ:向山佳絵子 コントラバス:西田直文 バリトン:トーマス・バウアー
管弦楽:東京交響楽団 司会:若村麻由美

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2008-08-05 17:10 この記事だけ表示
※今回は趣向を凝らし、オペラソムリエ・上月光さんにオペラ以外の公演について語っていただきました。

 サントリーホール秋の風物詩ガラ・コンサートが今年もやってくる。
 今年のサブ・タイトルは、華麗なる鍵盤のロマンティシズム〜ピアノ誕生300年〜ということで、ずばりピアノ!

 サントリーのガラ・コンと言えば、日本では大変珍しい正装のコンサートとして知られている。ウィーンのニューイヤーコンサート、一流オペラハウスのシーズンオープニングのプレミエ公演等、正装が基本という格式の高いコンサート、オペラは数多い。しかし、主催者がドレスコードを正装、と銘打つコンサートは聞いたことがない。当夜は老若男女を問わず、男性はタキシードや燕尾服、女性はロングドレスや着物という具合におしゃれを競い合い、ロビーやホワイエは非常に華やかな雰囲気に包まれる。

 クラシック・ファンの中には我々は高いお金を払って純粋に演奏を聴きに来ているのだから、ドレスコードなどというもの自体がおかしい、天邪鬼もいるようだが、私は間違っていると思う。本来、演奏会というものは、アーティストと聴衆が一体となって会場の雰囲気を作り上げ、そこから感動が生まれるもの。また、オペラやコンサートというものは、非日常の最たるもので、最高に贅沢なエンターテイメントである、というのが私の持論。そのためにも服装は大切な要素だと思う。

 おしゃれをした聴衆の中にジーンズにTシャツという人がいると、たった1人のために雰囲気は壊れてしまう。なによりラフなカッコウをした本人が惨めな気持ちになってしまうと思うのだが。主催者のサントリーホールにそのあたりのことを聞くと、厳密なルールはありません、ということなので、特に堅苦しく考える必要はない。タキシードがなければダークスーツでも良いし、ロングドレスがなければ結婚披露宴で着た服装をタンスから引っ張り出しても良いであろう。ともかく、普段のコンサートよりもちょっとおしゃれをして出かけよう!

 ところで、今回のガラ・コンだが、出演者も例年以上に豪華なメンバーが集められた。もちろんテーマがピアノなので、まずはピアニストが凄い。仲道郁代、小山実稚恵という実力派美人ピアニストや、テオ・ゲオルギュー、ミロスラフ・クルティシェフという超新星から、重鎮のイエルク・デームスまで実に多彩な顔ぶれ。しかもヴァイオリンの神尾真由子、堀正文を始め、弦楽器にも名手たち揃い、まさに百花繚乱、スターたちの華麗なる競演となる。プログラムも誰でも知っているようなメジャーな名曲ばかり。オケは井上道義率いる東京交響楽団。

 さて、ピアノ300周年ということだが、その起源はオペラと同じくフィレンツェのメディチ家にさかのぼる。1709年にバルトロメオ・クリストフォリが作ったピアノ・エ・フォルテ(イタリア語でピアノとフォルテ)がルーツとされている。ピアノ・エ・フォルテという名前は、ピアノもフォルテも両方の音を出すことが出来るという意味である。

【公演情報】
サントリーホール22周年記念ガラ・コンサート「響」
<正装コンサート>

10/4(土) サントリーホール 大ホール (東京都)

【出演】指揮:井上道義 ピアノ:イェルク・デームス/小山実稚恵/仲道郁代/テオ・ゲオルギュー/ミロスラフ・クルティシェフ ヴァイオリン:神尾真由子/堀正文 ヴィオラ:豊嶋泰嗣 チェロ:向山佳絵子 コントラバス:西田直文 バリトン:トーマス・バウアー
管弦楽:東京交響楽団 司会:若村麻由美

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2008-08-05 16:00 この記事だけ表示
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 この5年余り、クラシック音楽に興味を持つ人は増えたのかもしれない。しかし、どうしても聴きたい演奏家の数は極端に減った。そんななか、ユーリ・シモノフがいることは、ぼくにとっての救いだ。今年67歳、これからますます凄みのある音楽を聴かせてくれるはずだ。

 ぼくは、今のところロシアに行かなくてもいいと思っている。なぜならシモノフが指揮するロシア音楽を聴きさえすればいいからだ。シモノフが指揮するロシア音楽には、大地の香り、凍てつく空に舞い散る雪、五臓六腑にイナヅマが走るような強い酒を煽り、千鳥足で歌い踊る大男たちの嬉しげな顔と、哀愁を誘う背中……ここには書ききれないロシアの森羅万象が克明に描かれているのだ。

 加えて、シモノフという人間のもつ器のでかさ。ロシアのオーケストラのなかでも抜群の若さを誇るモスクワ・フィルが、彼の踊るようなタクトに合わせ、心の底からあふれでる幸福感を奏でるライヴ空間に身を浸すと、聴いているこちらも「生きててよかった」と思えてくるのだ。

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 そんなシモノフとモスクワ・フィルが日本で3年ぶりにオール・ロシア・プログラムのコンサートを開く。チャイコフスキーの「スラヴ行進曲」に「1812年」、ソフトバンクモバイルのTV-CMなどでおなじみになったプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」――これぞ王道という曲目で格の違いを見せつけてくれるだろう。

 しかもこのチケットのお得さときたら……この秋、何をさしおいても行きたいコンサートに決定だ!

◎音楽ライター 長野隆人


【公演情報】
11/16(日) 東京オペラシティ コンサートホール

【入場料】
S席9,500円 A席7,500円 B席5,500円 C席4,000円 (全席指定・税込)

【出演】
ユーリ・シモノフ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団(オーケストラ)

【演奏曲目】
チャイコフスキー: スラヴ行進曲 作品31
ボロディン: 弦楽四重奏曲 第2番 より 第3楽章「ノクターン」
チャイコフスキー: 序曲「1812年」 変ホ長調 作品49
プロコフィエフ: バレエ組曲 「ロメオとジュリエット」 より

※やむを得ず曲目が変更となる場合がございます。予めご了承下さい。

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★豪華アーティストとの共演もお見逃し無く!!★

◆イングリット・フジコ・ヘミング&モスクワ・フィルハーモニー交響楽団
11/10(月)〜11/21(金)東京文化会館 大ホール (東京都) 他
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◆スミ・ジョー&モスクワ・フィルハーモニー交響楽団
11/12(水)サントリーホール 大ホール(東京都)
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◆天満敦子&モスクワ・フィルハーモニー交響楽団
11/20(木)東京オペラシティ コンサートホール(東京都)
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2008-07-24 19:00 この記事だけ表示
 完璧なコロラトゥーラのテクニック等で彼女を賞賛する言葉は多いが、人間味たっぷりに歌い上げるコンサートでは、オペラでは見ることの出来ない魅力が発見出来るはずである。

 1946年にブラティスラヴァで生まれ、1968年に「セヴィリアの理髪師」のロジーナを歌ってデビューした彼女は、還暦を過ぎ、今年でデビュー40周年という節目の年を迎えている。コロラトゥーラ・ソプラノは通常寿命が短いとされるが、世界のトップに40年近く君臨していることは、まさにオペラ界の奇跡と言えるであろう。

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 完璧なアジリタのテクニック、美しく豊かな音色、輝かしいアクート、低音から高音まで安定感のある声、好不調の波がほとんどなくいつも安定した歌唱、それらはさながらストラディヴァリウスなどの完璧な楽器のようである。しかもその完璧な楽器に感情を入れ、実に暖かみのある歌唱を聞かせてくれる。また、最近では彼女を取り巻くオーラが凄く、舞台上での存在感は観客の心を鷲掴みにする。

 ウィーン、ザルツブルク、ミュンヘンなどドイツ圏では絶大な人気を誇る彼女も、イタリアなどではベルカントではないと言われ、評価は今1つである。しかしそのことは、あまりに完璧なテクニックで楽々と歌い上げために、スリルが感じられないなどという良く分からない理由なのである。
 しかも、イタリア人のベルカント・ソプラノたちも歌わなかったようなドニゼッティやベッリーニの作品に積極的にトライを続け、光を当てた功績は非常に大きい。

 今回のプログラムも見所満載だが、特にドニゼッティの「シャモニーのリンダ」のアリア“この心の光”は華麗なコロラトゥーラのテクニックが満載で、グルベローヴァが世界一のリンダ歌い、ということが良く分かるはず。カデンツァでは超高音のハイDの音も聞かせてくれるであろう。

すっかり恒例となりましたe+だけの太っ腹企画『e+もっとクラシック』を今回も行っちゃいます!
今回のプレゼント企画はウィーン国立歌劇場≪ロベルト・デヴェリュー≫公演です。

7月25日(金)〜8月3日(日)の期間中に、ウィーン国立歌劇場≪ロベルト・デヴェリュー≫公演のS、A、B券をご購入のお客様全員に、エディタ・グルベローヴァによる歌劇≪ロベルト・デヴェリュー≫のDVDをもれなくプレゼントいたします!このDVDはなんと7月23日(水)に発売されたばかりの新作(税込価格¥6500)。

present_dvd.jpgフリードリヒ・ハイダー指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団による素晴らしい演奏と映像となっています。
ベル・カントの女王グルベローヴァが、愛人の裏切りにより狂気に走るエリザベッタを迫真の演技と完璧な歌唱で表現するさまはまさに息をのむ迫力。今回のウィーン国立歌劇場の「ロベルト・デヴェリュー」は演奏会形式による上演ですので、このDVDの映像で予習しておけば、実際の公演がより深く何倍も楽しめます!

*チケット1枚につき1枚をプレゼントいたします。
キャンペーン期間 7/25(金)〜8/3(日)23:59まで
*プレゼントは9月下旬に発送をさせて頂きます。

■ウィーン国立歌劇場 G.ドニゼッティ作曲 『ロベルト・デヴェリュー』
10/31(金)〜11/8(土) 東京文化会館大ホール (東京都)
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≪エディタ・グルベローヴァの公演 チケット発売中!≫

■オペラ・アリアの饗宴
11/23(日・祝) ザ・シンフォニーホール (大阪府)
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2008-07-24 12:00 この記事だけ表示
デビュー30周年記念 前夜祭
天満敦子 ワールド・コラボレーション

〜世界トップクラスの演奏が華を添える〜


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 天衣無縫のヴァイオリニスト、天満敦子がこの秋、「ビック・プロジェクト」に挑む。2009年のデビュー30周年という節目を目前に、世界に名だたるアーティストとの超豪華共演が決定した。

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2008-07-03 15:35 この記事だけ表示
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「ル・ジュルナル・ド・ショパン」は、フランス人ピアニストとフランスを活動拠点とするピアニスト、計6人が4日間14公演のリレー演奏でショパンのピアノ独奏作品を全曲披露。パリを本拠にピアノに人生のすべてを託したショパンの魂の軌跡をたどる公演だ。

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★「ル・ジュルナル・ド・ショパン」特集ページはこちら!

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2008-07-01 18:05 この記事だけ表示
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6/26(木)18:30にインターネットラジオSuono Dolceにトカレフが出演!
パーソナリティのVanilla Moodのmarikoさんはチェロ奏者ということもあり、話題は尽きず楽しいトークが続きました。

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インターネットラジオ:Suono Dolce



◆評論家・真嶋雄大氏がニコライ・トカレフの魅力を語る!

 ニコライ・トカレフほど、日本の聴衆に愛されているピアニストはそうはいない。日本デビューはまだ13歳、その愛くるしい容姿と笑顔で魅了し、クォリティの高い演奏でファンの心を虜にした。以来毎年のように来日して、その類稀なピアニズムで聴衆を喜ばせてきた。とかく神童は、長ずると普通の人間になってしまうケースが多い中で、トカレフは着実に神童から天才ピアニストへと成熟したのである。ひとりのアーティストが芸術的に成長する過程を目の当たりにし、またそれを見守ることのできたファンは、本当に至福というべきだろう。

 そして今や若きヴィルトゥオーゾとしての自信に裏付けられたトカレフの演奏は、重厚な構成観やドラマティックな造形、繊細でみずみずしい詩情などが見事に調和して、滴り落ちるようにロマンティックな情感を織り上げる。それは今回リリースされるルツェルンでのライブCDに収録されたグリーグ「ピアノ協奏曲」とショパン「同第2番」を聴いても明らかである。グリーグでの透徹な美音や迸るような情熱、ショパンでの官能的な響きと目眩めくような色彩感は、21世紀の巨匠へと到達する力量を十二分に示唆している。

 共演は、シベリウス国際指揮者コンクールに優勝した俊英オラリー・エルツ指揮名門ルツェルン交響楽団であるが、このCDと同じ組み合わせ、同じ曲目での日本ツァーがこの6月に実現する。

 日本デビュー10周年の記念でもあるというが、最近のトカレフの充実振りを知る絶好の機会。その稀有な音楽性にぜひ触れてみたい。

◎評論家 真嶋雄大

【CD発売記念、優待チケット発売中!】
6/30(月)19:00 サントリーホール(大)
当日引換え S席:¥12,000→¥6,000

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★e+MOVIEコンチェルト映像付き!ニコライ・トカレフ(p)とルツェルン交響楽団の俊英指揮者、オラリー・エルツからメッセージが到着!
2008-06-27 16:26 この記事だけ表示