「オテッロ」
登場人物の殆どがテノールという大変珍しい作品

「マホメット2世」
円熟期にあったロッシーニが書いた壮大な歴史劇

 オペラ史上における大天才の1人、ジョアキーノ・ロッシーニ。彼はアドリア海の港町ペーザロに生まれた。そのペーザロで毎夏開かれるロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルが興味深い2作品引っ提げて、遂に初来日する!

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2008-06-03 18:10 この記事だけ表示
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 毎年8月にロッシーニの聖地イタリア・ペーザロで開催され、見識の高さと質実伴う内容の確かさで、現在ヨーロッパの音楽祭の中で最も注目され、チケット入手も困難な大人気フェスティバルがついに日本へ!
 演目は、07年新演出の舞台が話題になった「オテッロ」と、今夏現地で上演される「マホメット2世」の2作品。上演機会が滅多に無い作品だけに、これを見逃すと一生後悔すること必至!


【公演情報】

『マホメット2世』
『オテッロ』
『特別コンサート「ロッシーニ・ナイト」』

【プレオーダー受付】6/8(日)〜6/18(水)
【一般発売日】6/28(土)

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2008-06-03 11:08 この記事だけ表示
◆ギュンター・ピヒラー、アルバン・ベルク四重奏団を語る。

●リハーサルではディスカッションを常に行いますが、音楽の原理というものはそう変わるものでもありません。モーツァルトにしてもベートーヴェンにしてもシューベルトにしても私たちは既に何回も演奏を重ねてきており、熟知しているといってもいいでしょう。しかし実際にそれじゃここをどうするか、ということになると、毎回論議が巻き起こります。つまりよくするための論議なのです。練習には終わりはありません。

●ABQ創設当初、アメリカに行ってラサール弦楽四重奏団(以下ラサールSQ)に師事した理由は2つです。
 私は既に30歳になっており、それまでの12年のキャリアで演奏家として生きることの難しさは骨身にしみるほど分かっていました。そんな状況下で弦楽四重奏団を立ち上げ、成功させるには、普通の成功などでは絶対にダメで、センセーショナルな、ニュースになるような歴史的成功を収めなくてはならないと確信していました。そのためには最高の技術的水準を獲得しなくてはならないと。
 もうひとつは、ウィーンのコンサート・ライフに革命を起こしたかったからです。1970年という時代は紛れもない現代でありました。確かにハイドンからベートーヴェン、シューベルトに至る室内楽作品は素晴らしいが、私たちが生きているこの世紀にもかけがえのない作品が生まれている、その事実も伝えたかった。いつも同じ作品だけを弾いていたら、遠からず音楽の歴史は死んでしまいます。聴衆は離れてしまいます。
 その点、ラサールSQは比類のないモダン・ミュージックの旗手でした。それに高い演奏技術を確保するためには時間がかかるとも考えました。職業についたままウィーンに残って勉強しても集中できないと予感したのです。幸いにも少額ではありましたが奨学金も与えられましたし、私たちは4つのプログラムだけを持って1年間ラサールSQに師事したのです。

 私は幸いにもウィーン音楽大学の教授職にあり、給与も保障されましたからよかったですが、他のメンバーの奨学金は少額でしたから大変でした。私たちはそれぞれが受け取った金額をまずテーブルに出し合い、それを分けて生活しました。ですから夜はビールも飲みたかったのですが、一杯にするか二杯にするか、本当に真面目に考えましたよ(笑)

●最初に録音をしたテルデック・レーベルはハイドンで録音を始め、ゆくゆくはカルテット全集を作ろうと言ってくれました。ですが私は社長に会い、「提案はありがたいが、私たちはアルバン・ベルク・カルテットですよ。私たちの最初のキャリアをハイドンの全集制作でスタートさせるわけにはいきません」と話しました。そこで妥協案として、1枚はハイドン、1枚はベルク作品集を録音したのです。幸いにも両方がディスク・グランプリとなり、それからセンセーションが巻き起こりました。
 テルデックからは何枚かのディスクを出しましたが、その後EMIとの関係ができました。しかし彼らは2年間でベートーヴェンの弦楽四重奏全集を作りたいと言って私たちを驚かせました。私たちは5年くれといい、交渉は難航しそうになりましたが、最初のアルバムが好評だったおかげで5年をかけて全曲を録音することができました。
 セールスも最初は2万枚の予想でしたが、あっという間に10万、そして50万となり、弦楽四重奏曲のセールスとしてはまさに画期的な業績を作り出しました。結局100万枚となりましたが、室内楽でこのセールスは今なお驚異的なことだと思います。

●今回の解散ツアーの曲目ですが、まず自分たちの名が由来するベルクの代表作2作が欠かせないということ。それから「最後」ということで、敬愛する作曲家の最後の作品群から取り上げました。シューベルトは最後の弦楽四重奏曲、ベートーヴェンは2001年の結成30周年記念演奏会でも取り上げた「第15番op.132」にしました。この曲はあらゆる弦楽四重奏曲の中でも最高のもので、加えて第3楽章には〈病から回復した者の神に対する聖なる感謝の歌〉が。この感謝の歌は私たちの現在の気持ちに近いものです。


◆ABQの愛弟子に当たるアルテミス・カルテットのチェロ奏者、エッカート・ルンゲより、彼らの解散に向けてコメントが届きました!
(このコメントはコンサート会場で販売されるプログラムにも掲載されております)

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 1980年代初め、幼い私はアルバン・ベルク四重奏団の演奏を初めて聴き、深い感動を覚えました。その後1997年に、私の四重奏団はウィーンへ赴き、この偉大な4名の演奏家のもとで学びました。

 素晴らしいレッスンの他にも、彼らは私達と共に過ごす時間の中で、様々な機会を通して多くのことを惜しげもなく伝授してくれ、私達は多くを学ばせていただきました。四重奏団としての彼らの生活の話、音楽や人生についてのやりとりなども、勉強の一部でした。彼らの伝統や財産を伝える方法として、それは私達にとって忘れがたい魅力的なもので、彼らは先生以上の存在となりました。彼らはメンター(師)であり、親であり、友人でした。私達は幸運にも、ABQの2人のメンバーと六重奏団を組み、プロとして一緒に仕事をすることができました。その時の感動を通して、ABQは今日までアルテミス・カルテットの日々の仕事の中に息づいています。それは芸術的なインスピレーションだけでなく、彼らが常に引用してくれた話や共通の話題を通して、いつまでも私達の中に生き続けているのです。

 ABQの印象の中で、最も私の心に訴えたものはなにかと聞かれたら、多分30年以上にわたる彼らの芸術に対する並外れた情熱であると答えるでしょう。もちろん彼らの演奏の細部すべてにまで同感できる人ばかりではないでしょう。しかし、彼らの演奏を聞いて、強い印象を受けず無関心にいられる人はいないでしょう! 私にとって、このことが何よりも重要なのです。このことこそがABQを特別な存在にしているのであり、それはこれからも変わることはないでしょう。

エッカート・ルンゲ(アルテミス・カルテット チェリスト)


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★第2回記事
「ABQ、フィナーレに向けて!」

★第1回記事
「最後にして最高の舞台。アルバン・ベルク四重奏団、解散!」
2008-05-26 12:12 この記事だけ表示
新たなる音楽の“秘密の扉”を開いてみませんか?

 年間テーマを設けたプログラミングで人気の新日本フィルの2008/2009シーズンのテーマは“秘密”。音楽監督アルミンクは恒例のオペラで『薔薇の騎士』を披露するほか、ダニエル・ハーディング、フランス・ブリュッヘン、上岡敏之と、役者も揃った!

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2008-05-20 18:55 この記事だけ表示
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サイトウ・キネン・オーケストラの錚々たるメンバーたちが小澤征爾とともに今年も名演を披露!

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2008-05-15 21:41 この記事だけ表示
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 4年ぶりにロッテルダム・フィルが来日する。今回の指揮はゲルギエフではなく、1975年カナダ生まれのヤニク=ネゼ・セガンという指揮者。ネゼ=セガンは日本ではまだあまり知られていないが、ヨーロッパでは非常に評価の高い指揮者で、ハーディング、ドゥダメル、ティチアーティを凌駕する才能として注目されている。
 シュターツカペレ・ドレスデン、ヨーロッパ室内管など世界の一流オーケストラにも客演をし、今夏にはザルツブルグ音楽祭にもデビューを果たす。そして、9月からはゲルギエフの後任としてロッテルダム・フィルの音楽監督、ロンドン・フィルの首席客演指揮者に就任する。

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 先日、NHKFMで放送をされたスウェーデン放送響、フランス国立管とのライヴをお聞きになった方もいらっしゃるかもしれないが、躍動感あふれるシャープなサウンドと重層な響きの中から様々な旋律が立体的に浮かび上がる。演奏されつくしている作品の中にも「こんな旋律があったんだ!」と発見が多くある。そして「躍動」と「重層」、矛盾する二つの要素を融合できる指揮者は世界広しといえども多くはないのではないか。筆者も様々な演奏を聴いてきたが、このような新鮮な体験は初めてである。

 今回の来日公演ではネゼ=セガンの友人でもある大人気のピアニスト、ユンディ・リが彼のアジア・デビューを祝い共演する。
 二人の若き才能が出会う瞬間に乞うご期待!!


ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の公演は座席選択ができます!
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★e+MOVIEでネゼ=セガン指揮の演奏映像がご覧いただけます!
2008-05-13 18:50 この記事だけ表示
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 現代最高のストラヴィンスキー指揮者は、間違いなくサロネンだ! 作曲も超一流で近現代作品の若きスペシャリストが、今シーズンで勇退する手兵ロサンゼルス・フィルを従えた、待望のストラヴィンスキー・プロ。ラヴェル、ドビュッシー、ファリャなど、色彩溢れる管弦楽にも期待。

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2008-05-12 20:02 この記事だけ表示
今年もめざクラの夏は熱い!
サマースペシャル2days 開催決定!!


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 バイオリニスト・高嶋ちさ子とフジテレビアナウンサー・軽部真一との共同プロデュースによるシリーズコンサート「めざましクラシックス」。
 クラシックを身近に感じられるこの「めざクラ」のサマースペシャルが今年も開催決定! 豪華なゲストを迎えての2days。どんな趣向で楽しませてくれるかとても楽しみです。人気公演ですので、チケットはお早めに!

【公演情報】
ブルボン presents
めざましクラシックス
〜サマースペシャル'08 〜Produced by ちさ子&軽部

公演日・会場:2008/7/24(木)〜25(金) サントリーホール 大ホール(東京都)
出演:高嶋ちさ子(ヴァイオリン)、軽部真一(フジテレビアナウンサー)
スペシャルゲスト:7/24(木)=仲道郁代(ピアノ)、7/25(金)=coba(アコーディオン)
ヴォーカルゲスト:7/25(金)=小椋佳

プレオーダー:5/8(木)12:00〜11(日)18:00
一般発売:5/17(土)10:00〜

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2008-05-09 22:01 この記事だけ表示
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2006年10月に開かれたトマス・カクシュカ追悼演奏会で、サイモン・ラトルと共演するABQ。

アルバン・ベルクの解散ツアーに先がけて行われたウィーンでの演奏会の様子が届きました!



ABQ、フィナーレに向けて!

 解散に向けて秒読み段階に入ったアルバン・ベルク四重奏団(ABQ)は、目下告別演奏会ツアーで世界各地を訪れている途上であり、本拠地のウィーン・コンツェルトハウスでは、来日直前の5月16・17日に、日本で予定されているハイドン・ベルク・ベートーヴェンのプログラムを演奏する。そしてファイナル・コンサートは6月20日、ハインリヒ・シフ(チェロ)、アロイス・ポッシュ(コントラバス)、エリザベート・レオンスカヤ(ピアノ)を共演者に迎えてシューベルト『ピアノ五重奏曲イ長調D667“ます”』、同じくシューベルト『弦楽五重奏曲ハ長調D956』を予告している。38年間にわたる活動の歴史を閉じるにあたって、陰々滅々となるよりは晴れやかに終わりたい、しかもそれがシューベルトというところに彼らの心情とコダワリが強く感じられるところである。

         *       *       *

 これ以前にABQがウィーンで演奏したのは1月28・29日で、その時は日本で演奏するハイドン・ベルク・シューベルトの方の曲目だったのだが、とくに彼らが限りない共感を寄せてグループの名称としているベルクの作品、しかもデビュー当時からの代表的レパートリーである『抒情組曲』が取り上げられたことは、長年のファンにとって最高のプレゼントであった。思い入れの深い『抒情組曲』をこれまでも折に触れて演奏している彼らであるが、年月を経るにつれて解釈が変わってくるのはこれまた当然のことであり、ここで人々はABQとともに過ごした時間を、あらためて噛みしめるのであった。

 29日のコンサートの休憩時、会場にざわめきが起こった。サイモン・ラトルとアンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾソプラノ)が客席にいたからだ。さらにライナー・キュッヒル以下、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の弦楽奏者が多数見当たるし、レオンスカヤも来ている。
 サプライズはそれで止まらなかった。アンコールになってピアノがステージ中央に配置され、ラトルと譜面を持ったキルヒシュラーガーがABQメンバーとともにステージに現われたのだ。元ヴィオラ奏者のトマス・カクシュカを追悼する記念コンサートが2年前に開かれたとき、クラウディオ・アバドやトーマス・クヴァストホフ(バリトン)らと一緒にこの二人も参加していたのだが、今回またもや共演が実現するとは思いもよらぬことであった。譜めくりのキルヒシュラーガーを従え、ラトルがピアノ・パートを担当して演奏されたのがドヴォルザーク『ピアノ五重奏曲イ長調』から第2楽章“ドゥムカ”。お互いに深い敬意で結ばれた音楽家同士の親密な交流を目の当たりにして、客席の誰もが深い感動に襲われた一夜であった。

山崎 睦(音楽ジャーナリスト/在ウィーン)



いよいよ演奏会まで一ヶ月を切りました。
この特集では、最後まで彼らの足跡を辿っていきますので、お見逃しなく!

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★第3回記事
「ギュンター・ピヒラーと、ABQの薫陶を受けたエッカート・ルンゲよりコメントが届きました!」

★第1回記事
「最後にして最高の舞台。アルバン・ベルク四重奏団、解散!」

2008-05-09 17:00 この記事だけ表示
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ロンドンで最も古く、世界最高のオーケストラの1つとして称讃されるロンドン交響楽団。2007年に首席指揮者に就任した、"野生のカリスマ"として現在最も熱い注目を集めるワレリー・ゲルギエフが、あのセンセーショナルなプログラムとともに来日公演を行うことが決定した。

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2008-05-08 12:50 この記事だけ表示