テーマは「三都物語 ウィーン・プラハ・ブダペスト〜ドナウとモルダウの間で〜」

 ブラームスが住んだウィーン、ドヴォルザークやスメタナが愛したプラハ、そしてバルトーク、リストを輩出したブダペスト。ドナウとモルダウ、二つの大河の間に花開いた民族色あふれた音楽の旅に皆さんをご案内します。

主な作曲家:ブラームス、ドヴォルザーク、スメタナ、バルトーク、リスト、ヨハンシュトラウスII世など

ラ・フォル・ジュルネの魅力
1公演約45分で、いくつものプログラムを気軽にハシゴできる!
一流の演奏が低料金で楽しめる!
赤ちゃんからクラシックファンまで老若男女誰でも楽しめる!
まち全体が音楽一色の「お祭り」ムードに!

さらに!新潟ならではの魅力
和風建築とクラシック音楽の融合。非日常的なひとときに包まれる!
りゅーとぴあコンサートホールの極上の音響を体感!
新潟の「食」と「花」も満喫!
光のアート「プロジェクションマッピング」で夜まで楽しめる!
新潟ならではの「踊り文化」とクラシック音楽のコラボレーション公演も!


開催概要

ラ・フォル・ジュルネ新潟「熱狂の日」音楽祭2014
【テーマ】
三都物語 ウィーン・プラハ・ブダペスト〜ドナウとモルダウの間で〜

【日程】
■プレイベント公演
4/20(日) ≫プログラムはこちら
■本公演
4/25(金) ≫プログラムはこちら
4/26(土) ≫プログラムはこちら
4/27(日) ≫プログラムはこちら


【会場】
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
[コンサートホール/能楽堂]
新潟市音楽文化会館/燕喜館/旧齋藤家別邸

各地のラ・フォル・ジュルネ情報≫ 東京公演びわ湖公演

2014-03-10 17:55 この記事だけ表示

2014年1月より新指揮者体制を発表したTKWO。大井剛史氏が正指揮者就任後、定期演奏会初登場です!

プログラムには、A.リード、P.ヒンデミットといった吹奏楽の“王道”から、話題の邦人作品「科戸の鵲巣」、「Paganini Lost in Wind」といった吹奏楽の“今”をお送りします。

聴きどころは、A.リード作曲「アルメニアン・ダンス」です。Part1,2別々に演奏される機会の多いこの作品を、今回は全曲演奏します。TKWOにとっては、作曲者A.リードや生誕100年を迎える桂冠指揮者F.フェネルの指揮で何度も取り上げた、最も得意とする楽曲の一つです!

自身も、吹奏楽そしてTKWOの大ファンという大井氏ならではの渾身の音楽を作り上げてくれることでしょう!

公演概要

東京佼成ウインドオーケストラ 第119回定期演奏会

<公演日程・会場>
2014/4/27(日) 東京芸術劇場 コンサートホール (東京都)
開場:13:00 開演14:00
<出演>
指揮:大井剛史
<曲目>
科戸の鵲巣 吹奏楽のための祝典序曲(中橋愛生)
吹奏楽のための交響曲 変ロ調(P.ヒンデミット)
Paganini Lost in Wind【初演版】(長生淳)
アルメニアン・ダンスPart1、2(A.リード)
<料金>
S席5,000円 A席4,000円 B席3,000円 C席1,000円(全席指定・税込)

2014-03-10 14:04 この記事だけ表示

4/29(火・祝)公演スケジュール
ラ・フォル・ジュルネびわ湖2014の4/29(火・祝)公演スケジュールを会場ごとにご案内します。
▼びわ湖ホール 大ホール [シェーンブルン]
▼びわ湖ホール 中ホール [ロブコヴィッツ]
▼びわ湖ホール 小ホール [ベルヴェデーレ]
▼ピアザ淡海 ピアザホール[ホーフブルク]


びわ湖ホール 大ホール [シェーンブルン]

11:30〜12:45
公演 【29-L-1】アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ) シンフォニア・ヴァルソヴィア(管弦楽) ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
⇒チケット申込
曲目 スメタナ:交響詩「ヴィシェフラド」(連作交響詩「わが祖国」より)
ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 op.15
15:15〜16:15
公演 【29-L-2】アレクサンドル・クニャーゼフ(チェロ) 日本センチュリー交響楽団 園田隆一郎(指揮)
⇒チケット申込
曲目 ドヴォルザーク:序曲「わが故郷」 op.62
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
18:30〜19:30
公演 【29-L-3】ドミトリー・マフチン(ヴァイオリン) アレクサンドル・クニャーゼフ(チェロ) シンフォニア・ヴァルソヴィア(管弦楽) ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
⇒チケット申込
曲目 スメタナ:交響詩「モルダウ」(連作交響詩「わが祖国」より)
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 op.102

びわ湖ホール 中ホール [ロブコヴィッツ]

10:00〜10:45
公演 【29-M-1】イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
⇒チケット申込
曲目 シューマン:アラベスク ハ長調 op.18
シューマン:3つの幻想的小品 op.111
ブラームス:6つのピアノ小品 op.118-1,2
ブラームス:7つの幻想曲 op.116-3,4
ブラームス:4つの小品 op.119-4
13:30〜14:30
公演 【29-M-2】成田達輝(ヴァイオリン) 萩原麻未(ピアノ)
⇒チケット申込
曲目 ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品 op.75
ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナチネ ト長調 op.100
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
16:45〜17:30
公演 【29-M-3】びわ湖ホール四大テノール(清水徹太郎/竹内直紀/二塚直紀/山本康寛) 佐藤明子(ピアノ)
⇒チケット申込
曲目 ドヴォルザーク:家路(交響曲「新世界より」)
モーツァルト:オペラ「ドン・ジョヴァンニ」より“私の愛しい人よ”
ドヴォルザーク:オペラ「ルサルカ」より“愛らしき幻よ”
レハール:オペレッタ「微笑みの国」より“君は我が心のすべて” ほか

びわ湖ホール 小ホール [ベルヴェデーレ]

10:00〜10:45
公演 【29-S-1】アンリ・ドマルケット(チェロ) エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)
⇒チケット申込
曲目 ドヴォルザーク:静かな森 op.68-5
ドヴォルザーク:ロンド
ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 op.99
13:30〜14:15
公演 【29-S-2】東条 慧(ヴィオラ) トリオ・アリアンス(ピアノ三重奏)
⇒チケット申込
曲目 ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 op.25
16:45〜18:00
公演 【29-S-3】マリナ・シシュ(ヴァイオリン) アンリ・ドマルケット(チェロ) エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)
⇒チケット申込
曲目 ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 op.8
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調 op.90「ドゥムキー」

ピアザ淡海 ピアザホール[ホーフブルク]

11:00〜11:45
公演 【29-P-1】0歳児からのコンサート3 京都フィルハーモニー室内合奏団
⇒チケット申込
曲目 ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番 ほか
13:30〜14:15
公演 【29-P-2】0歳児からのコンサート4 トリオ☆ビートジャック
⇒チケット申込
曲目 「ブラヴォー!ブライチ〜いろんな国の太鼓でブラームス交響曲第一番に挑戦!? 
あんなブライチ、こんなブライチ、いろんなブライチ!」 ほか

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■4/28(月) ≫プログラムはこちら
■4/29(火・祝) 
ラ・フォル・ジュルネびわ湖とは

各地のラ・フォル・ジュルネ情報≫ 東京公演新潟公演

2014-02-24 14:03 この記事だけ表示

4/28(月)公演スケジュール
ラ・フォル・ジュルネびわ湖2014の4/28(月)公演スケジュールを会場ごとにご案内します。
▼びわ湖ホール 大ホール [シェーンブルン]
▼びわ湖ホール 中ホール [ロブコヴィッツ]
▼びわ湖ホール 小ホール [ベルヴェデーレ]


びわ湖ホール 大ホール [シェーンブルン]

14:00〜15:30
公演 【28-L-1】祝・LFJびわ湖5回記念プレミアム・コンサート ルネ・マルタンのル・ク・ド・クール(ハート直撃)!
⇒チケット申込
出演 日本センチュリー交響楽団
園田隆一郎(指揮)
曲目 ブラームス:ハンガリー舞曲
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲
ドヴォルザーク:ロンド
J.シュトラウス:ワルツ
レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ」より ほか

びわ湖ホール 中ホール [ロブコヴィッツ]

12:30〜13:15
公演 【28-M-1】レクチャーコンサート「一途な愛を奏でる」―ブラームスとクララ・シューマン―
⇒詳細はびわ湖ホールへお問い合わせください。
出演 ピアノ:イリーナ・メジューエワ
ご案内:宅間 司(しがぎん経済文化センター プロデューサー)
曲目 クララ・シューマン:即興曲「ウィーンの想い出」 ほか

びわ湖ホール 小ホール [ベルヴェデーレ]

11:00〜12:00
公演 【28-S-1】レクチャー「19世紀後半、大津の文明開化とヨーロッパ」
⇒詳細はびわ湖ホールへお問い合わせください。
出演 お話:樋爪 修(大津市歴史博物館館長)

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■4/28(月)
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ラ・フォル・ジュルネびわ湖とは

各地のラ・フォル・ジュルネ情報≫ 東京公演新潟公演

2014-02-24 14:02 この記事だけ表示

4/27(日)公演スケジュール
ラ・フォル・ジュルネびわ湖2014の4/27(日)公演スケジュールを会場ごとにご案内します。
▼びわ湖ホール 大ホール [シェーンブルン]
▼びわ湖ホール 中ホール [ロブコヴィッツ]
▼びわ湖ホール 小ホール [ベルヴェデーレ]
▼ピアザ淡海 ピアザホール[ホーフブルク]


びわ湖ホール 大ホール [シェーンブルン]

13:30〜14:30
公演 【27-L-1】大阪フィルハーモニー交響楽団 尾高忠明(指揮)
⇒チケット申込
曲目 ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 op.98
ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番
16:45〜17:45
公演 【27-L-2】大阪フィルハーモニー交響楽団 尾高忠明(指揮)
⇒チケット申込
曲目 ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 op.95「新世界より」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 op.72-2

びわ湖ホール 中ホール [ロブコヴィッツ]

11:00〜12:30
公演 【27-M-1】書道、スラヴの熱き血潮に出会う〜筆と2台のピアノからほとばしる情熱〜
⇒チケット申込
出演 書道パフォーマンス:公益社団法人滋賀県書道協会
ピアノ:渡辺治子、江上菜々子
司会:毎日放送アナウンサー
脚本・演出:中村敬一
曲目 ブラームス:ハンガリー舞曲 第6番
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 第1集より 第8番 ほか
15:15〜16:00
公演 【27-M-2】びわ湖ホール声楽アンサンブル 本山秀毅(びわ湖ホール声楽アンサンブル専任指揮者) 稲垣聡(ピアノ)
⇒チケット申込
曲目 J.シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ
ドヴォルザーク(向川原愼一編):ジプシーの歌 op.55より
スメタナ:モルダウ
ブラームス:ジプシーの歌 op.103
J.シュトラウス:美しく青きドナウ
18:15〜19:00
公演 【27-M-3】ラファエル・セヴェール(クラリネット) プラジャーク弦楽四重奏団
⇒チケット申込
曲目 ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 op.115

びわ湖ホール 小ホール [ベルヴェデーレ]

15:15〜16:00
公演 【27-S-1】プラジャーク弦楽四重奏団
⇒チケット申込
曲目 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 op.96 「アメリカ」
ドヴォルザーク:弦楽四重奏のための「糸杉」より第1,2,3,12曲
18:15〜19:10
公演 【27-S-2】アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
⇒チケット申込
曲目 シューベルト:3つのピアノ曲 D946
ブラームス:6つのピアノ小品 op.118

ピアザ淡海 ピアザホール[ホーフブルク]

11:00〜11:45
公演 【27-P-1】0歳児からのコンサート1 日本センチュリー交響楽団金管アンサンブル
⇒チケット申込
13:30〜14:15
公演 【27-P-2】0歳児からのコンサート2 中谷 満とパーカッションアンサンブル「シュレーゲル」
⇒チケット申込
曲目 ドヴォルザーク:「新世界より」
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番 ほか

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■4/27(日)
■4/28(月) ≫プログラムはこちら
■4/29(火・祝) ≫プログラムはこちら
ラ・フォル・ジュルネびわ湖とは

各地のラ・フォル・ジュルネ情報≫ 東京公演新潟公演

2014-02-24 14:01 この記事だけ表示

テーマは「ウィーンとプラハ 〜音楽の都へ〜」

5回目となるLFJびわ湖のテーマは「ウィーンとプラハ〜音楽の都へ〜」。ともにヨーロッパ中央に位置する音楽の都です。
 ウィーンとプラハは、ともに美しい古都であるとともに、音楽の中枢として歴史を刻んできた都市。本場のクラシック音楽と美しい街並みを堪能するために、世界中から人々が集まる人気のスポットです。

 今回取り上げる主な作曲家は19世紀に活躍した次の2人。楽壇の重鎮で、交響曲から室内楽まで数々の傑作を遺し、ウィーンでその生涯を閉じたブラームス。そして、チェコの作曲家でノスタルジックな美しいメロディや民族色に富んだ舞曲で親しまれているドヴォルザーク。
彼らの世界を国内外のアーティストの演奏でお贈りします。

ラ・フォル・ジュルネの魅力
1公演約45分で、いくつものプログラムをハシゴできる!
一流の演奏が低料金で楽しめる!
無料イベント、キッズプログラムも盛り沢山!ご家族全員でまるまる一日楽しめる!


開催概要

ラ・フォル・ジュルネびわ湖 「熱狂の日」音楽祭2014
【テーマ】
ウィーンとプラハ 〜音楽の都へ〜

【日程】
4/27(日) ≫プログラムはこちら
4/28(月) ≫プログラムはこちら
4/29(火・祝) ≫プログラムはこちら


【会場】
滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
◆JR琵琶湖線「大津」駅より徒歩約20分、バス約7分、「膳所」駅より徒歩約15分 
◆京阪電鉄「石場」駅より徒歩約3分

【無料シャトルバスの運行】
JR大津駅前とびわ湖ホール前の無料シャトルバスを運行します。
詳しくは公式サイトをご覧下さい。

各地のラ・フォル・ジュルネ情報≫ 東京公演新潟公演

2014-02-24 13:59 この記事だけ表示

 イヴリー・ギトリスは、鬼才としかいいようがない。90歳を超えての演奏活動は驚異的であり、おそらく現役最年長ヴァイオリニストであろう。エネスコ、ティボー、フレッシュ、フーベルマンらに学んだという、生きる伝説。その個性的で魔術的な演奏は、ほかの誰にも真似できない。

見どころ

 1922年、イスラエルのハイファ生まれ。パリのエコール・ノルマル音楽学校で学ぶ。その後、イギリスに渡り、戦後、ロンドンでソリストとしてデビュー。1951年、ロン・ティボー国際音楽コンクールで第5位に入賞。1955年にアメリカ・デビュー。以後、セル、オーマンディ、バーンスタインらの巨匠指揮者と共演。その後、パリを本拠地とし、人気ヴァイオリニストとして活躍。トリュフォー監督の映画「アデルの恋の物語」にも出演した。マルタ・アルゲリッチとは音楽仲間であり、別府アルゲリッチ音楽祭などでたびたび共演している。NHK交響楽団とは、これまでにシベリウスやストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を共演。

 昨年出版された彼の評伝「イヴリー・ギトリス ザ・ヴァイオリニスト」には、東日本大震災の直後にギトリスが被災地を訪問した際のエピソードが紹介されている。2011年の東日本大震災直後、ギトリスは、居ても立ってもいられなくなり、日本を行きを決める。しかし、被災地で出会ったものは、まさに想像を絶していた。石巻の避難所となっている体育館を訪れたときは、その重苦しい雰囲気にさすがのギトリスも「ここで演奏すべきではない」と思ったという。しかし、被災者から拍手が起こり、ギトリスは促されるようにヴァイオリンを奏で始めた。ギトリスがみんなの知っている旋律を弾くと、手拍子が沸き起こる。ギトリスは椅子から立ち上がり避難所内を歩きながら演奏した。石巻の中学校の吹奏楽部の生徒たちとも演奏を通しての心のふれあいがあった。ギトリスの温かい人間性を伝える感動的な話であるが、そうすることは、彼にとって、芸術家としての存在意義に関わることであり、とても自然なことであった。

 そんなギトリスが、また5月に来日し、リサイタルをひらく。上手い下手では判断できない独自のヴァイオリン・ワールド。今回は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」、クライスラーの「美しきロスマリン」、「愛の哀しみ」、マスネの「タイスの瞑想曲」、ブロッホの「ニグン」、パラディスの「シシリエンヌ」などのヴァイオリンの名曲が予定されている。ベートーヴェンの「春」は、ギトリスの十八番のひとつ。今回はどのような演奏を聴かせてくれるのだろうか。「美しきロスマリン」では、彼の“魔弓”と呼ばれる弓遣いに魅了されることだろう。美しい旋律の「愛の哀しみ」や「タイスの瞑想曲」なども楽しみ。ブロッホのユダヤ色の濃い「ニグン」では、ギトリスの民族的な原点と作品への共感を聴くことができるに違いない。パラディスは、モーツァルトと同時代に生きた、盲目の女性ピアニスト。彼女が作曲したとされるピアノのための「シシリエンヌ」は、20世紀の名ヴァイオリニスト、ドゥシュキンによって美しいヴァイオリン小品に編曲され、アンコール・ピースとしてしばしば演奏されている。小品の上手いギトリスの妙技が堪能できるだろう。

 今回のリサイタルは、強烈な人生を歩んできた真の巨匠のメッセージをダイレクトに受け取れる、まさに貴重な機会といえよう。


[文/山田治生]

公演概要

イヴリー・ギトリス(vn) ヴァイオリンリサイタル

<公演日程・会場>
2014/5/6(火・祝) 紀尾井ホール (東京都)
14:00開演

<出演者>
イヴリー・ギトリス(vn)
ヴァハン・マルディロシアン(p)

<曲目>
ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」
クライスラー/美しきロスマリン、愛の哀しみ マスネ/タイスの瞑想曲
ブロッホ/ニグン パラディス/シシリエンヌ
※上記は演奏予定曲目となり、実際のプログラムは当日発表とさせていただきます。

2014-02-17 18:51 この記事だけ表示

 演奏家としての寿命が最も長い楽器は、ピアノではないだろうか。ミチェスワフ・ホルショフスキは99歳まで現役を続け、20世紀最高のピアニストの一人、アルトゥール・ルービンシュタインは89歳で引退リサイタルをひらいた。アルド・チッコリーニは、メナヘム・プレスラー(1923年生まれ)やパウル・バドゥラ=スコダ(1927年生まれ)らと並ぶ、現役最高齢ピアニストの一人。2012年12月に感動的な日本公演を行った彼が、今年6月にまたやって来る。

見どころ

  チッコリーニは、1925年8月15日ナポリ生まれというから、現在、88歳。9歳のとき、オペラ作曲家として高名なフランチェスコ・チレアに音楽的才能を見出され、ナポリ音楽院に入学。同音楽院では、ブゾーニ門下のパオロ・デンツァに師事。13歳でナポリのサンカルロ劇場でリサイタルをひらいたという。1942年、ナポリでショパンのピアノ協奏曲第2番を弾いて、正式なデビューを飾った。しかし、コンサート・ピアニストとしてのキャリアは第二次世界大戦のために一時中断。戦後間もない1947年に最年少でナポリ音楽院の教授に迎えられる。1949年、ロン=ティボー国際音楽コンクールで優勝。以後、パリを拠点として活躍。1950年にはニューヨーク・フィルでチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を弾いて、アメリカにもデビューを飾った。1969年にフランス国籍を取得。パリ音楽院で後進の指導にもあたった。

 フランス近代音楽を得意とし、特に2度のサティ全集の録音は名高い。チッコリーニは、それまで安手のサロン音楽のように思われていたサティの作品に光を当て、その洒脱で洗練された演奏で聴き手を魅了した。20世紀末のサティ・ブームの中心に彼がいたといっても過言ではないだろう。ドビュッシー、ラヴェルももちろん得意であり、セヴラック、マスネ、アルカン、ダンディなどのあまり知られていないピアノ曲の紹介にも務める。サン=サーンスのピアノ協奏曲全集が名盤として知られている。ニュアンスに富み、まさにエスプリを感じさせる演奏を繰り広げる。

 その一方で、彼は、モーツァルトやベートーヴェンの傑作ソナタから滅多に演奏されないレアな作品まで莫大なレパートリーを誇る。なかでもベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録音は高く評価されている。スカルラッティのソナタの演奏には、彼のイタリア人気質を感じることができる。

 今回の来日は、2012年12月以来、約1年半ぶり。リサイタルでは、ブラームスの「4つのバラード」、グリーグの「ピアノ・ソナタ」、ボロディンの「小組曲」、カステルヌオーヴォ=テデスコの「ピエディグロッタ 1924 ナポリ狂詩曲」という長いキャリアを誇るチッコリーニらしい、様々な国々の多彩な音楽が演奏される。ドイツ音楽にも精通したチッコリーニは、ブラームスも得意としている。グリーグはチッコリーニが特別に愛情を注ぐ作曲家。彼は「グリーグは驚くほどきれいな目をしていた」という。チッコリーニが北欧の抒情をどう描くのか、楽しみだ。ロシアのボロディンのチャーミングな作品はチッコリーニらしい選曲。チッコリーニと同じイタリア出身のカステルヌオーヴォ=テデスコの「ペディグロッタ 1924 ナポリ狂詩曲」は、チッコリーニの故郷ナポリが題材になっている。ピエディグロッタの祭は、ナポリで最も人気の高い祭である。ちょうどチッコリーニが生まれた頃に書かれた作品だけに、彼の原点を感じることができよう。チッコリーニの多彩な魅力が満喫できるプログラムで円熟の極みというべき演奏を堪能したい。


[文/山田治生]

公演概要

アルド・チッコリーニ(p) ピアノ・リサイタル

<公演日程・会場>
2014/6/18(水) 東京芸術劇場 コンサートホール (東京都)
19:00開演

<曲目>
ブラームス:4つのバラード Op.10
グリーグ:ピアノ・ソナタOp.7
ボロディン:小組曲
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピェディグロッタ 1924ナポリ狂詩曲

2014-02-17 14:34 この記事だけ表示

 1月25日カーネギーホール
ここを拠点に定期演奏会を行っているオルフェウス室内管弦楽団の今年初の定期演奏会に辻井伸行が登場した。
辻井にとっては2011年11月10日のリサイタル以来2度目となるカーネギーホールの舞台で、オーケストラとの共演は初。前日までにチケット完売と発表された通り、2,800余りの客席は満席。
コンサートはベートーヴェンのコリオラン序曲で始まった。指揮者がいないからと言って決して守りの姿勢にはならないダイナミックな演奏。全員が弓を目一杯使った弦楽器のサウンドは、第1ヴァイオリンが6名とは信じられないヴォリュームと輝きを放つ。続く交響曲第2番には早くもブラヴォーの歓声が贈られた。休憩を挟んで後半が「皇帝」。通常ならばオーケストラが着席した後で、ソリストと指揮者が登場するところだが、辻井はオーケストラ全員と同時に登場。力強く華麗で長大な第1楽章の後で、第2楽章が息を呑むようなピアニシモで始まると、満場が水を打ったように静まり返った。移行部を経て馬のギャロップを思わせる第3楽章に入ると、音楽はスピードと勢いを増す。高揚しきった音楽が最後にピアノとティンパニとの絶妙な掛け合いを経て終わりを迎えると、聴衆は一斉に夢から覚めたかのように立ち上がり、惜しみない喝采と歓声を贈った。
カーテンコールは5度に及び、辻井はアンコールに、オーケストラとの共演でモーツァルトのピアノ協奏曲第26番の第2楽章を演奏、次いでソロでショパンのエチュード「革命」を演奏し、熱狂的な歓声に包まれてコンサートは終わった。


カーネギーホール公演を終えて・・・


 この歴史あるステージに再び立つことが出来て、そして素晴らしいオルフェウス室内管弦楽団と「皇帝」を演奏することが出来て、幸せな気持ちでいっぱいです。オルフェウスの皆さんとは、3日間のリハーサルと3日間のコンサートを通じて、すっかり意気投合することが出来ました。演奏をより高めるために、毎回みんなで意見を出して工夫を重ねているので、一緒に演奏する度に新しい発見や刺激があります。
この素晴らしいオーケストラとの演奏を日本の皆様にもお届けすることを楽しみにしています。

辻井伸行 2014年1月25日 ニューヨーク、カーネギーホールにて

オルフェウスは数多くの素晴らしいピアニストと共演して来ましたが、ノブ(辻井の愛称)との共演は、そのどれとも違う特別なものです。一人一人のメンバーが対等な発言権を持つオルフェウス方式のリハーサルに最初は戸惑ったかもしれませんが、こちらの提案に対するノブの理解の早さと反応の俊敏さは驚くばかりです。そして彼の音楽に対する真摯さには、大いに啓発されました。今では楽団員の誰もが彼のことが大好きです。日本でのコンサートも素晴らしいものになることでしょう。
オルフェウス室内管弦楽団


公演概要

セキスイハイム presents 辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団


<公演日程・会場>

2014/2/5(水) 東京エレクトロンホール宮城 (宮城県) ※チケット予定枚数終了
2014/2/7(金)〜2/10(月) サントリーホール 大ホール (東京都) ※チケット予定枚数終了
2014/2/8(土) 栃木県総合文化センターメインホール (栃木県) ※チケット予定枚数終了
2014/2/9(日) ミューザ川崎シンフォニーホール (神奈川県)
2014/2/11(火・祝) 所沢市民文化センター ミューズ アークホール (埼玉県)

<曲目>
※辻井伸行はピアノ協奏曲に出演します
2/9(日)
(予定)オール・ベートーヴェン
コリオラン序曲/交響曲第2番/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

e+MOVIE★辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団 「皇帝」コメント動画!
2/11(火・祝)
(予定)オール・モーツァルト
ドン・ジョヴァンニ序曲/ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」/交響曲第39番
e+MOVIE★辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団 「戴冠式」コメント動画!

2014-02-04 15:03 この記事だけ表示

 ヴァイオリニストの神尾真由子は、10歳で巨匠シャルル・デュトワと共演するなど、早くから「神童」として才能を開花させ、14歳でニューヨークに渡りドロシー・ディレイに学ぶ。その後、チューリヒでザハール・ブロンに師事。2007年、世界最高峰のコンクールとして名高いチャイコフスキー国際音楽コンクールで優勝し、以後、国際的に活躍している。今年はNH大河ドラマ「軍師官兵衛」での「官兵衛紀行」の音楽(菅野祐悟作曲)の演奏も話題となっている。

見どころ

 そんな神尾が、ハンガリーの実力派アンサンブル、フランツ・リスト室内管弦楽団と共演する。今回は、ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」をメインに、サラサーテの「カルメン幻想曲」や「ホタ・ナヴァラ」など、ラテン系の音楽を披露する。

 アルゼンチン生まれのアストル・ピアソラは、タンゴにジャズやクラシックの要素を取り入れ、踊るためだけの存在だったタンゴを「聴くためのタンゴ」に進化させた、タンゴの革命家。「ブエノスアイレスの四季」は、ピアソラの代表的な作品の一つ。「ブエノスアイレスの夏」、「ブエノスアイレスの秋」、「ブエノスアイレスの冬」、「ブエノスアイレスの春」の4曲からなる。オリジナルはもちろんタンゴとして書かれたが、近年、現在最高のヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルが同曲の独奏ヴァイオリン&弦楽合奏版をレパートリーとしたことによって、クラシック界でも人気を博している名曲。特に「ブエノスアイレスの冬」はフィギュアスケートの高橋大輔選手が競技で使ったことでも知られている。その情熱的な音楽は神尾によく合うことだろう。

 スペイン出身のパブロ・デ・サラサーテは、19世紀後半を代表するヴァイオリニスト&作曲家。ビゼーのオペラ「カルメン」の音楽をヴァイオリン曲にまとめなおした「カルメン幻想曲」や民族舞曲風の「ホタ・ナヴァラ」は、名手サラサーテを思い起こさせる華麗なテクニックが必要な曲だけに、神尾の魅力が満喫できるだろう。  フランツ・リスト室内管弦楽団は、ハンガリーを代表する弦楽オーケストラ(必要に応じて管楽器が入ることもある)。特に祖国の偉大な作曲家、バルトークが書いた弦楽合奏のための「ディヴェルティメント」は聴きものである。

 なお、神尾真由子は、2月2日夜11時放送の「情熱大陸」(TBS系)で取り上げられる。
昨年結婚したばかりの夫ミロスラフ・クルティシェフ(神尾と同じ年のチャイコフスキー・コンクールのピアノ部門での最高位入賞者)とのパリでのリサイタルや、久々の日本でのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の演奏などが紹介されるという。


〔文/山田治生〕


公演概要

神尾真由子 with フランツ・リスト室内管弦楽団


<公演日程・会場>
2014/10/31(金) サントリーホール 大ホール (東京都)

<曲目>
バルトーク:ディヴェルティメント
サラサーテ:ホタ・ナヴァラ ※
サラサーテ:カルメン幻想曲 ※
グリーグ:組曲『ホルベアの時代から』
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 ※
※ソロ・ヴァイオリン:神尾真由子

2014-01-30 11:05 この記事だけ表示